執念の一匹ヤッター
有終の美を飾る日となるはずだった。2時半に上野原に着いた。中満おとり店で4匹オトリを買った。勇んで川に降りて仕掛けを結び最初の流し。全然掛からない。行の車内で今日は混むから右岸に行こうと伺いをたてたが、いつもの左岸でやるといいはるのでそのままいつもの場所に入った。俺が先週の土曜日に来た時は垢がついてない状態だった。今日は全体に垢付きがいいから人のいないところがいいと勧めたが先週の水曜日の大型が忘れられななかったんだろう。だが日没になってもゼロ。それに朝から昼までは曇り空で水温は温かめだったと思う。昼から快晴になり10メートル級の風が吹いてきたため急に水温が下がったんだろうと思う。午前中釣った人は結構数を伸ばしていた。釣れない原因は定かではない。道糸がやっと見えるくらいになったので、帰り支度を始めた時、掛かったーーー。16センチだが執念の一匹を上げた。周りを見渡すと俺を含めて3人。話しかけると、いつもは50匹くらい掛けるんだが今日は6匹だというので納得して納竿。かみさんがポツンと呟いた。これが自然なんだね。そー。絶対に人間の思い通りにはいかない。でもさ昨日の夜のああしよう、こうしようと思案してる時って楽しかったねーーーだって。釣りはそういう時が一番楽しいんだよね。