これだけ注文数が集中したのは40年ぶりかなあ

当時ウキの製作の割合は7割。後はルアーと仕掛け類だった。ウキは単価が安くても手離れがよかったのでそこそこの売上金が入って来た。大手メーカーさんが発泡材で量産してくると太刀打ちできなかった。この頃からルアーの製作に移行していった。一人でやっているので移行は簡単だった。ウキの種類はそんなに多くないがルアーに関してはリップの角度、重さ、形状、塗りとものすごい種類になった。その時感じたのはこれは大手メーカーでは出来ないなと思って種類の多さを受け入れた。そしてその頃から木曾檜を材料にするようになった。誰も真似する者はいなかった。これからも基本木曾檜で行く。さて注文の品物を分離してオモリをセットして張り合わせる。張り合わせた所は鋭角なので耐水ペーパーで面取りをして滑らかにする。

後は1個1個手作業になる。近道はない。