世の中の人が休日の時我々は休めない。皆が遊びに行くための道具を用意しなければならないから。こんな事もう47年もやってる。正月などは休むことなどできない。竿が折れた。応急措置。魚籠に穴が開いてる。繕う。リールが塩噴いてる。ラインを変える。ルアーのハリが錆びてる。変える。おめーら1対1だからいいけどこっちは休めねーよ。その反応は、あっそう。非常に無機質。とにかく無理しないで無事に帰って来いよって送り出す。皆が休みが明けて働き出してからやっと正月休みが取れる。しかしながら今度は皆からのクレームやら良かったことなどを話に来る。これも商売。何回か来るうちに魚の大きさがだんだん大きくなるのは不思議(ハハハハハ)。今回の羽根つきマイクロプラグの件も前から出ていた。そこそこ釣れていたのでそれ程大きなクレームになっていなかったのだが、将来のことを考えてかみさんが声をあげたのだろう。0.6ミリの内径を1ミリに変えたのは大きかった。たったそれだけなんだけど手がかじかんでいる時や入れ掛かりになった時などのセッテイングのスムーズさを考えると大きな前進だった。ハンドメイドだから決して安くはない。それがセッテイングに時間がかかるようでは離れられてしまう。会社が大きい小さいに関係なくトラブルを未然に防ぐことは大事だ。女性の感覚の鋭さには感謝しかなかった。
