2023年5月

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黒金チラシ塗りは30年前から塗っていた。管釣りでもそこそこの結果を残していたが、かみさんがテスターをやるようになってから白パールを積極的に使うようになった。黒金チラシもたまには使ってくれるがやはり白パールに戻ってしまう。両方とも結果は残してくれてるが気にいてる白パールを使う比率は大きい。従って認めざるを得ないので販売は両方ともする。選ぶのはお客さんだが既にお馴染みさん達においては白パールの注文が多くなっている。今日もニゴイ、ハス、戻りヤマメ全て白パールだ

これを見ると白パール断然有利だが黒金チラシも買ってね!!!。
もう何年も見たことがなかった。玉川上水の側道を帰ってくると新小川橋の上流50mの所に小学生が3人いて1人が木に登って琵琶の実を落としていた。下にいる子供たちは拾いながら食べていた。

70年余り昔どこにでもある光景だった。食料が手に入りにくく桑の実、桜の実、野いちごなど今でいうフルーツとして食べてたわけではなくただ空腹を満たすためだった。あれから70数年の際月が流れた。現代の食品ロスは天文学的な数値になっている。最近ではこの食品ロスを少しでも抑える工夫がなされている。さあ明日は上野原。本格的に作った白パールの4個連はデビューだ。午後2時までじいちゃんたちの野球の試合があるので上野原では午後3時に竿出しが出来る。かみさんのロンググリップを作ってる。

本人がやりやすいというんだからその通りにする。
世の中の流れが早すぎる。師匠、スマホ持ってんだろ。ビデオ撮ってwebに乗せろよ。やりたいのはやまやまだけどやり方が解らない。今のでも駄目か?。駄目じゃないけど本当に釣れたのかって言う者がいるから。なんだ。そんなことか。そんなことかって悔しいだろう信用されないで。別に信用してくれる人が買ってくれるんだからいいだろう。なにをっやったってケチ付ける人は大勢いる。その大勢の人全て納得いくようにするには膨大な時間と莫大な資金がかかる。オメー俺にそんなことさせてーのか?。なるほど。師匠のいう通りだな。なんだ。簡単に納得したな。いいか!!!。仕事は俺一人でやってるんだ。出来るだけ皆の手に届けたいがいっぺんに注文来ちまったらオメーらにいきわたらないぞ。俺はかみさんはじめ、孫娘2人と裕美ちゃん親子の釣り方や意見をもとに改良するところはするし直さなくていいものはそのままにしてある。オメーだってケチばかり付けてるだろー。俺のは師匠にいいもの作ってもらいたいからさ。ハハハわかってるよ。オメーらのケチとweb上でのケチをつける人との区別は出来るさ。ありがとよ。こんな場面だろ。

でもビデオにするように皆に聞いてみる。
今朝かみさんを会社に送っていく車内で、じいちゃん、4個連を浮くやつにしてくれって言われた。理由は奴らは(戻りヤマメ)絶対あの深みにいる。だからトップで遠くまで送り込んでゆっくり引いてくる。だってあの体ですばしこいアユや小魚は追うことができないでしょ。そうすると川虫か川虫の成虫あるいは弱った魚又はアユ釣りの時のオトリアユなどを狙うよね。去年何回かアユ釣りしていて大きな魚に持っていかれたことがあったでしょ。其のためにも広範囲を探れるように浮くやつもためしてみるんだ。

あとね。オモリにしている銅パイプの端を斜めに切ってくれる。えー!!!。斜めに切った方を金黒、白パール側にすれば常に下側になるでしょ。なるほど。金星。

素人のかみさんが上野原で40㎝級の戻りマス、戻りヤマメを3月から3匹釣っちゃったもんだから周りがざわついて来た。まだ試してはないが海でもそこそこの結果を残すだろう。早くかみさんが川を諦めて海に向いてくれないかと思っている。たぶん31日は雨で川が増水すればいいのだがうまくいくかなあ。卸屋さんからの値段交渉で4個連のスタンダードが最終売値を
2,000円でと言うことで難航している。安ければ我工房は経営していけない。高ければ買い控え。又は買ってくれるかどうか。いずれにしても2,000円では余程効率よくやらないと利益は出ない。利益が出なければ経営は成り立たない。いまジレンマ。いつも相談する爺様が言うには、相手とは長い付き合いなんだろう。いくら釣れると言っても外観ではルアーメーカーの方が遥かに上だ。お客様は結構外観にはこだわるからよく考えないとな。

これがスタンダードで2,000円予定。無理。小さいのはスタンダードより手間がかかる。

でもまだ注文貰ってないけどね。
キャスティングの回数も1時間で30回近くになる。そこに魚が掛かったりすると腕には相当の負担がかかる。腕力の有る男性ならまだしも女性の場合筋肉が弱い。男性目線で竿を作っていたことは否めない。今や女性アングラーの人数が昔と違って格段に増えてきている。それに気が付かなかった。かみさん金星。今週の水曜日には長めがいいというので40㎝の長さのグリップにしたが、それでもなお10㎝伸ばしてくれと言われたのには首をかしげた。理由は力がないから脇の下で固定するんだって。やっと解った。今後注文を受ける場合はそこまで気を使わなくてはだめだなあ。

リールの付いたのが40㎝、付いてないのが50㎝。かみさんにテスターやってもらってるから解ったんだなあ。感謝。
昨日のニジマスはムニエルになりました。

さあ食べようと思った時、明日のお弁当に持って行くから食べないで。また自慢するんだな。外国人労働者が優しい旦那さんだねって言うんだそうだ。かみさんが皆に言うのは釣り場で喧嘩状態だよって言うと信じらんない!!!って言うらしい。そしてなんで喧嘩なんかするの?って聞かれるから私たちは遊びじゃないの仕事なのって言って、いいもの作るにはお互い妥協をしてはならないのって言っても解らないらしい。くつろいでいると無茶苦茶お馴染みさんが来て、師匠、箸で4個連作れねーかって言って来た。オメーが何言ってきても驚かねよ。やってみるか。竹箸で断面が楕円なものもあるしな。

朝4個連を作っていたら10時になってしまった。朝飯を食って11時。のんびり支度をして上野原に向けて12時出発。寄り道しながら午後2時の着いた。アユを放流したらしくかみさんのポイントには10㎝くらいのアユがはねていた。正直なものでアユの放流前は底石が白かったのに今ではアユが苔をハンでるから黒くなってる。いよいよあと1週間余りでアユの解禁。かみさんは6月からはアユに移行する予定。出来れば安全な鶴川でやってもらいたいが発電所の放流水の方がダイナミックらしいので今年も放流水側になるだろう。アユの解禁当初は午後4時になるとアユの追いが止まるのでそれから渓魚釣りに移行してくれる。今日も竿は先週使ったやつをそのまま使うというので新しいのを使うように勧めたがそのまま使った。数投目くらいにヒット。合わせと同時にグリップとのつなぎ目でボキ。

バラした。そこそこの大きさだったようだ。あ~あじいちゃんの言うこと聞いてればよかったなって言うから、それも経験さ。新しい竿で再度始めるとヒット。かなりの大物ランディングしたのは60㎝は60㎝でもニゴイ。

気を取り直して日没後じいちゃん来た。が直ぐに手元まで来た。ランディングしたのは25㎝のニジマス。あ~一応マスだって。

オデコでなくてよかったーーーだって。自然はそうそう人間の思うようにはしてくれないねだって。でも一瞬でも期待出来たんだだって。
明日のテスト。気になるのは今日の雨。どの程度の増水かあるいは濁りか。新規の4個連は何とか間に合いそう。磯も活発になって来た。磯ウキの催促が来ている。今日中に頭に白を塗って明日上野原から帰って来てから蛍光塗料を塗る。

明日使う4個連は朝6時に起きて4個ばかり仕上げる。

従って家を出るのは11時頃になる。上野原で昼食をして川の状態を見極める。無理はしない。笹濁りで増水がなければいいのだがそうそううまくはいかない。かみさんはもう寝てる(22:00)。お馴染みさん達は軽く言う。かあちゃんなら間ちがいなく60㎝釣るだろう。あきらめた!。もう勝てねーやだって。
前書き込みが途切れてしまった。竹竿の節の部分の凹凸を体裁よくするため削ったせいでその部分が弱くなった。今は凹凸があってもそのままにしてある。

明後日は朝まず目を狙う予定だがかみさんがここの所残業が多く体を休ませたいので夕まず目にする予定。4個連を削ろうとしたら小さい4個連に歯形が付いていた。コラー誰がかじった。2匹が逃げて2匹が残った。

4個連の下側を塗るのは明日。
若いお馴染みさんが竹竿が折れたと言って持って来た。

聞けば曲がりを直そうとして熱ためないで曲げたらしい。ちょっと見せてみろ。こりゃあオメーが悪いんじゃねえ。最初の頃見てくれをよくするために節の部分を平らに削ったんだ。結果そこが弱く
45センチ!。けして小さくはない。でもかみさんの中では4月19日にバラした60センチ級が忘れられないみたいだ。普段あまり釣り道具に関心を持たないがあまりにも強い引きだったので気になったらしい。やはり元技術屋だ。プラグに付いてる備品が気になったのだろう。俺でも気が付かなかった。とにかく来週の水曜日の準備はしっかり整えておこう。何人かのモニターさん用も早く仕上げなければならない。要望としては少し細身を作ってくれとの言うこと。

竿に関しては横で見てた俺の判断で少し硬めにする。
水曜日の戻りヤマメ。プラグをみていたかみさんが、じいちゃん!このフック伸びてない?。

100分の1ミリまで測れるノギスを持ってきて測定したところ0.5ミリ程ひろがっていた。すごかったんだね。45センチでこれだから60センチが来たらどうするんだとかみさんが言ってきた。俺だって未知の領域だ。ドラッグと相手が弱るのを待つしかないな。釣れるわけがないじゃないんだ。4月19日に60センチをバラシてるから可能性としては非常に高い。かみさんが言うにはフックと本体を繋ぐスナップは0.5ミリじゃなくて0.6ミリにしてよ。

フックは管付きセイゴの12号ね。

あとラインから本体には直結にした方がいいね。

そう言えばラインと本体の間にスナップがあったが変形していたような気がした。とにかく野生の戻りヤマメの力は半端ではなかったようだ。普段あまり気にしないかみさんがそこまで気を使うのに自分にしかわからない魚とのやり取りがそこまで気を使わしたのだろう。60センチ。そんなの掛かりっこねーじゃない。お馴染みさん達も現実味を帯びて来たと言ってる。地元のお馴染みさん達もラインで、かあちゃんならやるだろう。なんて軽く言い放った。俺だって釣りたいから明日電車で行こうとしたら野球のお馴染みさんに明日人がいないから頼むよだって。ガク!。追:普通サクラマスと呼ぶが桂川では相模湖からの戻りヤマメと呼んでいる。
朝小金井街道の桜町付近を自転車で行くと、石畳とコンクリート塀との隙間に白いホタルノブクロが5株ほど咲いていた。よくこんな所に咲いているなあと思いながらカメラに収めた。道行く女性の方が、あら、こんな所に!。気が付かなかったわ。と言ってくれた。昔はいたるところに咲いていたんだけどねえ。名前だけでも知っててくれたんだと思った。本当にホタルが入るのか?。かみさんに聞いたら幼少の頃たくさん見たんだって。でも一瞬にしていなくなったそうだ。原因は農薬らしい。さて早くもかみさんは来週の水曜日の準備を要求してきている。じいちゃん、4個連もう少し細くできないか?。なんでだ。いや、ただなんとなく。分かったやってみる。細くすることによって水の抵抗がなくなりリールが巻きやすくなるのかなあと思ったら、そうでもないみたい。本人がリールを巻いてて何か感じるんだろう。了解した。あと、竿も先調子で手元が2ミリほど太くしてね。OK。

自分にしかわからない何かをつかんだんだろう。
昨日の書き込みを見たお馴染みさん達がいろいろ言って来た。あんな浅瀬、もう相模湖に近いところだなあ、

まあかあちゃんならいずれ釣ると思ってた。今日印刷をしてあげた。明日会社に行って昼休みにみんなにみせるんだって。晩御飯に2切れと野菜炒めを作ってくれた。

かみさんは1切れだけ食べて後は明日の弁当だというから俺の1切れも持っていけと言ったらサンキューだって。そう言うのを待ってたみたいだね。でも美味い。塩を振って焼いた骨に熱いお湯をかけて飲むだし汁は生きててよかったーーーって感じ。皆早く送れだが順番。

じいちゃんたちの野球の試合を終えて上野原に着いたのは午後1時。ちょっとはやいのでたまには鶴川行ってみるか。大まかのポイントを教えた。水深もなく安全なので俺は爺様の依頼のあった羽根つきマイクロプラグのテストを始めた。オイカワが頻繫に飛びついて来た。ヤマメ、マス用なのでちょっと大きい。なかなかフッキングしない。テストとして飛びつくかどうかだったのとフックのセットに時間がかからないかなので両方ともOK。すると上流にいたかみさんが、じいちゃん!!!。来た。30㎝のニゴイ。移動してすぐ30未満のニゴイ。

おい、もうルアーの交換とかラインのノットとかやってくれよと言ったら今度な、だって。今度とお化けはでたことねー。本流のいつものポイントに陣取ったかみさん、日没間際じいちゃん来た!!!。

竿が持つかどうかの魚のようだ。50m程のされた。ドラッグがきかない。やっと止まった。少しずつ間をちじめるようにアドバイスをするがこんな大物初めてだ。俺が作った竹竿がもつかどうか心配だった。竹は強い。ついにネットイン。かみさん感激のあまり泣き出した。そりゃそうだよなベテランの釣り人がシーズン毎日通ったって3匹と釣れないサイズだから。

じいちゃん!!!。来週は朝まず目をやってみようかだって。3連敗はしなかった。やはり本人しか解らない感覚なんだろう。それとあきらめないと言う執念だな。頭が下がる。
マンションの清掃作業で生け垣を整えているとブーーーンと耳元で大きな音がした。たぶんクマバチだろうとゆっくり音のほうを見るとやはりクマバチだった。

整えているのが柘植の木だったのでゴメンと謝った。そうなんだ。クマバチは柘植の木の花にきたんだ。今は柘植の花しか咲いてないので生け垣を整えるのを辞めた。デジカメで花から花へと飛び回った。10㎝の至近距離でシャッターを押した。クマバチを追いかけていると数匹のミツバチも現れた。

カメラを無視するかのように勝手に飛び回っていた。時々同じ花にぶつかるが喧嘩するわけでもなく双方引く。朝方いつも幼稚園に行く親子が来てて子供は怖がっていたがこの蜂はね、こちらから害を加えなければ向こうから襲ってくることはないんだよと言ったら安心してた。現に10㎝の距離でシャッターを押していたから。さて、明日はまた上野原。かみさんは4個連のテスト。俺は爺様から要望のあったはねテスト。午前中じいちゃんたちの野球の試合があるのでそれが終わってからなので上野原に着くのは午後1時頃だね。時合の方は午後4時を過ぎないと掛からないからまた日没後までやるようだな。
家のじいちゃんのお馴染みさん達に聞いたようだな。師匠って釣りしている所見たことないんだけどって若いお馴染みさんが言って来た。聞くところによるとアユ釣りなんかグループで行って皆が釣れないときお土産にみんなの分を釣ってやるって聞いたけどほんとなの?。たまたまだよ。良く通っているから今日はどこにいるかを大体分かっているんじゃないかな。ただ釣りをするよりも上手な人の仕掛け、餌、時合、釣り方は良く観察しているな。ルアーなんかの動かし方、重さ、形状は良く聞くようにしている。無論名乗って使ってもらうようになればラッキーだけどね。名乗るといろんなことを教えてくれる。勿論即仕事に反映させるけど。そこで考え付いたのがアユの餌釣り用のウキだ。もう40年も前になるかな

今だに数は出ないが売れている。そして何よりも大切なのはアイディアを持ってきた人にはそれを尊重することだ。先日も無茶苦茶お馴染みさんが持って来た年輪を90度変えるなんて画期的な考えだろ。釣りをするよりも面白いかもよ。(笑い)。まあ釣りが上手いかどうかは50年以上やってるからな。大釣りもあったがゼロの方が多いんじゃないかな。
いつも無茶ぶりを言ってくるお馴染みさんが今日もとんでもない発案を持ってきた。それは今まで縦方向に年輪が向いていたがそれを横方向にできないかということ。

出来るわきゃねえだろと言ってしまえば簡単だが、お客さんの言うことは尊重すると言っていたのがウソになってしまうので削ってみることにした。時間は倍かかるが何とか削れた

横なので曲げに弱いから竹串のような心棒を入れるようにする。カラーリングをしてしまえば年輪のほうこうは無意味だが、浮三(うきざ)の得意は年輪を生かすことだからこれはイケルかもしれない。それにしてもこのお馴染みさんの想像力ってものすごいね。しかし50年近く削っていたけど考えもつかなかったなあ。ありがとう。素直に言った。
古い付き合いのじっちゃんが来て自分で明日行く管釣りの準備をしている。自分で加工する場合は自由で値段もつかない。そこに若いお馴染みさんがやってきて、師匠この前のバイヤーさんの話進んでる?。するとそばにいたじっちゃんが、浮三の売り上げが少ないことぐらい相手のバイヤーさんは知ってるよ。いきなり捌けないほどの注文が来てみろ、人を増やしたり、設備を入れさせられたりを要求してくるだろう。確かに一時期売り上げは上がるが、もし注文を断られてみろ人件費、設備の償却費などで生き詰まってしまうことは明らかだ。このバカ(俺のこと)は嫌と言うほどそういう経験をしているからな。ま、ぎりぎりの生活だけど何とかやっているみたいだからな。人件費もなし、設備の償却もなしだからやっていけるんだろうけどな。収入が少なければ少ないような生活をする。それを実行してるようだな。このタヌキでどれだけ痛いめにあったか。

一瞬で注文取り消されたんだぞ。新しい似たような商品が出てきたからな。マスコミも騒ぎ立てるほどだった。人件費もないし、償却する設備もなかったからやってこれたんだろう。俺は(じっちゃん)現実に目の当たりにしたからな。商売って薄情なものだなあと思ったよ。結局注文を断った方も、似たようなものを作った方も今では存在していないけどな。そういう経験をしてきているからうまい話には飛びつかないんだこのバカ(俺のこと)は。じっちゃんが若いお馴染みさんに言ってた。子供には簡単におこずかいをあげてはだめだ。考えて使わせるようにって。若いお馴染みさん。そうかあ!だって。