2023年4月

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去年のアユ釣りもそうだったがかみさん以外誰がやっても釣れなかった。僅かなポイントのずれなんだと思うがやはり何度も通ううちにわずかなずれをつかむのだろう。今日技術的にもアドバイスをもらっているお馴染みさんが来てやはり何度も通っている場所だからと釣るんだという執念がけっこう釣り果につながるんじゃないかな。師匠の話から奥さんのあきらめない気持ちがよく解るよって。流石に大河で2匹かけるなんて至難の業だしほとんどの人はあきらめてしまうからね。20年くらい前だと思うが頼まれて作ったのはいいけど自分でもテストをしたことがなかったと思う。師匠!。こんなに公表しちまって大丈夫か?。ああ!それによって釣り人が増えるならけっこうだ。いずれにしろ量産会社では大きさをシリーズで作ることは不可能だからな。そこが手造りの強みだ。零細企業が生き残るにはどうすればいいかは40年余りいやというほど経験してきたからな。夕方昨日管釣りに行ったお馴染みさんがニジマスを捌いて持ってきてくれたので明日はニジマスのムニエルだ。

さらにまた別のお馴染みさんが来て、シンキングとフローティングを1個でできないかとスケッチしてきた。こんな感じか?と図面を書いたらOK。

アイを長くしてガン玉を付けたり外したりする。これなら2個持っていけばいいだろって言ったらめんどくさいからだって。どっちがめんどくさいんだと皆に言われてた。でも自分の釣り理論があるんだろう。
ヒメジョオンが咲き乱れている。それを追うようにハルシオンの蕾が膨らんできた。

近年ハルシオンというとインターネットでは野草ではなく薬として出てくる。野草のハルシオンを出すには野草を前か後ろに付けなければ出てこない。小金井からの帰り道アヤメが咲いていた。

家に帰ってきてルアーロッドの矯正と色塗りが20本あるので部屋の温度が上がる。

エアコンは壊れているから使えないが使っても変わりないだろう。真夏はお断りなんて書き込み入れてみようかな。出来っこないけどやってみたい。

明日朝2回目を塗って夜には完成させる。お馴染みさん、ゴールデンウイークに使うらしい。ゴールデンウイーク終わったら一度返してもらってロッドの再塗装。ここでお詫び。27日のブログ書いたんだけど送る忘れてしまったみたい。ごめんなさい。
いつもは俺のアイディアなんか見向きもしないくせにかみさんが開発に乗り出したとなったら、そして大結果を出すようになってからお馴染みさん達が真剣に目を向けるようになった。

そりゃそうだよな40㎝級のニジマス連発だもんな。興味わかないわけないよ。とうとう明日管釣りで試してこようなんて言い出したお馴染みさん。かあちゃんが釣れるんだから絶対俺だって釣れる。なんか訳の分からない確信を持っているようだ。別のお馴染みさんが、上野原の40㎝のニジマス1匹は管釣りの50匹に相当するぞ。その位掛けて来いよってはっぱかけてた。そばにいたかみさんがニコニコしながら優越感に浸っているようだった。パール粉をネットで探したが気に入ったのがなかったので夜行貝をヤスリで削って粉にして白の上に乗せるようにした。夜行貝の白さと輝きは抜群だ。

夜行貝は徳之島産だ。
じいちゃんたちの野球の試合が中止になったので先週から4個連の下側に白を塗ってくれと頼まれていた。

そして今日それを使ったがバイトが2時間ない。やっぱり駄目かななんて弱気になっていると午後5時マス類のフッキング。ジャンプされてバラシ。確かにニジマスだった。20㎝程の浅場に来ているみたいなので流心から浅場に流してくるように操作した。日没後かみさんに再度掛かった。2号(8lb)のラインなので5分位で俺がランディング。なぜならかみさんのネットでは小さい。暗いので陸に上がって撮影40㎝のニジマス。

執念だね。帰りにいちやまマート(スーパー)によって買い物をして帰った。Twitterでエビチリの素を宣伝していたのでエビと一緒に買った。明日はエビチリだあ。

とにかく白で塗ってほしい。やはり実際に釣った本人にしかわからないのだろう。金黒ではない当たりが出るらしい。間に合わないので筆塗りのフリーハンドで塗った。もしこれが確認できればメバル,スズキ、ロックフィッシュなどにもためしてみる。ロストしてしまったけど白の上にパールが塗ってあった。白だけでは商品として売れない。本人を尊重して簡単に下面だけ白を塗ってみた。俺としても再三の入れ掛かりを偶然とかたずけるにはかなり無理があると思う。明日上野原は午後3時には雨はやむみたいなので少なくとも3時間は釣りができる。いい結果が出るように期待する。

当たり前だけど大型連休の前は注文が結構重なる。それでお馴染みさん達には自分でできるものは勝手に作っていけっていってあるので結構気楽だ。今回はロッドの製作だけ。でも矯正からの7本は結構きつい。今巻いているのはかみさんの明後日使うロッド。

矯正もしてあり色も塗ってあるのでガイドを取り付けるだけ今日取り付けてクリアーを塗っておけばグリップに連結して出来上がり。家の猫たちは(5匹)家から出さないが昨日の僅かな隙間からチャト(赤の茶トラ)が脱走。一晩ほおっておいた。朝になったら腹減ったのか扉の前にいた。中に入れたら  ご飯をむさぼっていた。

朝から篠竹の汚れを落としていると今日は市の野球大会だ人がいないから頼むよ。

午後3時まで付き合わされた。

帰って来て4個連を削っているとロッド出来たーって技術的にもアドバイスをもらっているお馴染みさんが入ってきた。

出来っこねー。そうだろうな。進捗状況見に来ただけ。また月曜日から忙しい日々が始まる。
付き合いでやむを得なかったが難関の金属加工が終わって納品した。御徒町から高田馬場まで外人観光客の姿がかなり増えたような気がする。池袋から乗ってきた外国人の家族。小学生と思われる男の子が隣に座った。どこの国かを聞いたらフランスから観光に来たようだ。フランス語が出来ないので英語か日本語どちらが通じるかを聞いたら英語なら大丈夫と言った。小学生低学年だよ。やっと日本も実用英会話を小学生3年生からとりいれるようになった。今マンションの清掃作業をしているが3歳くらいになった子供達には外国語で挨拶するようにしている。勿論親御さんの許可を得てだけど。クレヨンしんちゃんの番組でしんちゃんがオラーというスペイン語で挨拶しているのでスペイン語を希望してくる子供や英語、中国語などいろいろだ。ただ本人たちはあまり解ってないようだが遊び感覚と慣れでけっこう会話がつながるようになってきている。日本人が6年も英語を学習してきても挨拶一つできないのは世界にしてみれば異常だと思う。自分の周りにいるものだけでも外国語に慣れてもらえば嬉しい。いまのところ親御さんたちは目を細めて見てくれている。さあて今日からルアー、ロッドの製作。

明日は手長エビ天秤の納品。夕方4時の納品になるので浅草橋でのルアーの目にするパーツは買えないかもしれない。かみさんが合羽橋に行きたいと言っていたのでその時一緒に来るか。今日はステンレスバネ線の曲げた部分の焼き戻し。

約2秒で曲げた部分が赤くなった瞬間にバーナーから離す。色の変化の仕事なのでかなり熟練を要する。他に熱が伝わって焼きも出してはバネの役割をしないから結構慎重だ。ところでコロナ以降合羽橋に行ってないがもう賑わいは戻ってきているだろうか。というか戻ってきてほしい。
師匠!!!。もしもお客さんの方で1ヶ月3000個欲しいなんて注文が来たらどうする?。計算すると600万円だぞー。とからかって来た。出来るわけねえだろ。月20日として1日150個の計算になる。大体そんだけ買う人がいるかよ。分かんねーぞ。そうなったら師匠のとこで働いてやるからな。給料50万出せよ。捕らぬ狸の皮算用じゃ。それよりあんな大手が見に来るなんて嬉しかったなあ。師匠!!!。甘い話には気おつけなよ。馬鹿正直だからな。おめーに言われるとは思わなかったよ!。ところで昨日のハヤ(ウグイ)どうした?。かみさんが開いてもう干してあるよ。弁当に持っていく位だからよっぽど美味かったんだろうな。出来たら半分やるよ。丸ごとくれよ。分かったよ小さい方か?。大き方に決まってるだろー。出来たら知らせるから取りに来い。ヤッターだってさ。

手長エビ天秤の納品が再度22日に変更。その後タイミングよく4個連の状況を見たいというバイヤーさんが2名来られて4人で午後3時半に上野原に向かった。日没まで1時間半しかないがいつもの場所でかみさんがキャスティングを始める。何度か大きな魚が掛かったが3匹ほどバラシ。バイヤーさんが、本当に掛るんだ!!!。5時頃15㎝を軽々と上げた。バイヤーさんが、ホントだ!!!。まだやれますかというので、日没過ぎても出来ますて言ってると柔らかい竿が根元から曲がった。

1号のラインなのでドラッグを少しゆるめておいた。格闘の末上がってきたのは30㎝級のウグイ。

まだ出来ますがと言ったら、これだけ見せられれば充分ですで終了。バイヤーさんが、奥様は素人のようですが?と言われたので、分かりますかと言った。今日のプラグは金黒ですがかみさんの使うのは白パールですと言った。Twitterを見てきたんだと思う。ああ!あの入れ掛かりの時のやつですか。と言われたのでその通りですと答えた。おちゃのこには載ってないようですがと言われたのでまだテストの段階ですと答えた。
ヒメジョオンは古くから日本に存在する野草だがあまり一般の人は摘んで花瓶に生けることはまず稀だろう。

オオバコはこぼれた種をスズメなどの小鳥が食べる。昭和27年頃は池袋あたりでも道端に咲いていた。

なにげなく自然に存在していたものがいつのまにか消滅してしまっているが今我々はこれに対して不便を感じていない。これでいいんだろうかと言っても出来ることは限られてる。出来ることからやっていくしかない。堀内孝雄の愛しき日々の歌詞のように時代の流れがかなり早いのではないかと危惧している。
手長エビが去年よりも釣れだしたのが早いような気がする。逆にワカサギの産卵は遅いような気がする。毎年記録はつけてないが産卵の時期や釣れ盛る時期に納品が重なるので去年の納品書を見ればわかる。手長エビ天秤のような金属加工も仕事の幅を広げるには大事だ。今回のように外注さんがことごとく辞めてしまうことも今後考慮しておかなければならないだろう。今回のようにかみさんが経験者であったことから難を逃れたがいつもこのように行くとは限らないから常に他の業種ものぞいておく必要がありそうだ。

ハリス止めを曲げるためのパイプ。

ハリス止を曲げた所

ハリス止めをカシメた所。かみさんの治工具のおかげで思いのほか早くできた。20日に納品の後はお馴染みさん達のルアーロッドの製作。土曜日はどこかでテスト釣行する予定。かみさんは仕事だから一人だな。
苦手な仕事はいつも外注だった。その間に自分の仕事が出来るからなんだけど。10時間かかるところを2時間で済むならそれに越したことはない。朝7時にかみさんを会社まで送っていき帰って来てから直ぐにヨリモドシの半田付けに取り掛かった。ロンブー亮さんの釣りなら俺に任せろを見てから仕事にかかる。この番組は非常に正直で好きだ。釣れない時だってある。そういう番組だ。スタッフの方たちには感謝する。さて仕事の話に戻って。8時から初めて10時に終わった。以前では10時間かかっていたがかみさんの作ってくれた治工具のおかげでとんでもない時間短縮が出来た。

たったこれだけのピンのおかげだ。ヨリモドシに半田が付きにくいようになっている。11時から奥多摩の日向和田でイタドリの芽を取りに行ってきた。

繊維質は多いしアマ酸っぱい。Twitterで作り方を教えてもらったので3分位茹でてツナ缶とマヨネーズ和え。なんて美味いんだ。Twitterでお礼を言った。かみさんは食べない。なぜなら子どもの頃牛に食べさせるものだったらしい。いいよ食べなくったって。これで俺が全部食べられる。!!!。今日はカレーなのだが作っているうちイタドリのサラダでご飯を一杯食べた。

これだけ早くできたのはかみさんの治工具のおかげだ。木は削れるけれども金属の加工となると慣れないせいもあって不安が先走っていたがそばに心強い相談相手がいたので助かった。治工具は全部かみさんが考えてくれた。効率が非常に良かった。ヨリモドシに半田が付かないようにピンだけのモノとかバネ線を均等にするためのゲージ。

バネ線を同じ長さにするための先の詰まったパイプ。同じ長さに曲げるためのパイプ。思ったより時間はかからなかった。1日1工程として10日で済みそうだ。木曜日には納品できそう。次はお馴染みさん達のルアーロッドだ。矯正からなので7本で2週間くらいかかりそうだ。
天秤の部分のハリス止め加工をするための治工具を作っている。今日はヨリモドシの加工をするんだがハリス止めの加工と焼き戻しの治工具の事がひらめいたので色々作ったが結局単純な板とパイプで充分だった。

ハリス止を作るときにバネ線を一定の長さで曲げるためのパイプ。

曲げたハリス止めの部分を焼き戻しするための板で余分なところに炎があたらないようになっている。かみさんが中学生の頃農作業を手伝わされていた。その時如何にして早く終わらせるかを考えてあまった時間を遊びに使っていた。その考えに家族は何も言わなかったらしい。その知恵が社会に出た時大いに役立ったんだろう。今も大変ありがたく思っている。出来てしまえばこんな簡単なものがって思うかもしれないがそれは結果論だね。
20本ほど半田付けをかみさんに見てもらった。ちょっと半田が多いけどステンレスだからこのくらいのがいいかな。OKが出たので一気に150本半田付けした。

2時間で終了した。やはり経験のある者がいるということは心強い。

次の工程はヨリモドシの半田付け。そしてステンレスバネ線の焼き戻しをして自動ハリス止めの加工。残り5工程あるので納品は来週の土曜日。

今日はかみさんが夕飯を作ってくれた最後のアユの南蛮漬けとナス、ピーマン、豚肉の味噌炒め。ウメーーー。明日の昼の弁当はこれも最後でウグイの甘露煮。かみさんがよく飽きないねーって言うから味付けを調整すればけっこう飽きないよ。
2㎜の真鍮パイプに0.4のステンレスバネ線をセットして半田付けの準備万端。

憂鬱だった半田付けはかみさんがいてくれて気が楽になった。明日中には終了するだろう。しかしかみさん当時はコンピューターの走りのようなものの開発に加担してたようだ。プリント配線基板やケースに至るまで上司の要望に応えて細かい作業をしていた。19歳の女の子がベテラン職人に交じって同等の仕事をこなしていた。この時腕に職を付けることがいかに大事か知らされた。現に74歳になった現在でも会社の歯車となって重宝されている。今日強い南風が吹いたので三浦半島の小磯にメバル、スズキのチャンスだったのだが疲労がかさなって倒れてはもともこもないので思い切って休みにした。来週は行くんだって張り切ってる。家の前に誰かが置いて行った発泡スチロール製の植木鉢にスズランの花が咲いていた。取りに来るといけないから暫くそのままにしておくけど可憐な花だね。

当時かみさんといた職場で難しい仕事は上司が直接かみさんに頼んでいた。何でもこなしていたから重宝されたんだろう。と言っても19歳だよ。中学卒業して4年間でどれだけのことを覚えたんだろう。今となっては大変ありがたい。さて半田付けのレイアウトをしてもらって実際の半田付けをしてもらった。

5本やってもらったが綺麗に流れている。

俗に言う芋半田ではない。少しの半田で付けることが大事。

あとは慣れさ。10本位診ててもらった。ちょっと半田が多いから細い半田を使ってみなって言われてなるほどと思った。20本ぐらいでOKが出た。不具合対策も知っているんだなと思った。
どうして気が付かなかったんだろう。職場結婚だったし、お互いの仕事が何しているか一番わかっていたのに。2㎜の真鍮パイプに0.4㎜の孔を明けるので苦戦をしていた。じいちゃん何苦戦してんだ。1本孔空けるのに5分位かかってんだ。ちょっとどいてみろ。と言ってボール盤の前に座った。そばにあった20本を5分かからずに明けてしまった。銅や真鍮はドリルキリを押し付けたままでは明かないんだ。押したり緩めたりすることによって明くのさ。そうだなあ。かみさん銅板に1㎜以下の孔明けるの名人級だったもんな。その当時会社ではベテランを含めて小さい孔を明けられる人少なかったなあ。こんな所でかみさんに救われるとは思ってもみなかった。

そう言えばその当時半田付けもやってたなあ。十字天秤があと500本位来そうだから助かったあ。今日は弁当にウグイの甘露煮を持って行った。同僚にはよくやるねーって言われた。