50年余り昔、骨まで愛して、と言う歌があったっけ

かみさんは千葉の館山生まれ。生まれて間もなく母親と死に別れ祖母に育てられたらしい。当時那古船形の港でも漁獲量と言ったら半端じゃなかった。おばあさんは自分の所でとれた卵などを持って港に行くと10個ほどの卵でバケツ2杯分のカタクチイワシと肉の付いたマグロの背骨と頭を背負子にいっぱい詰めてくれたらしい。当時はマグロの中落ちを食べる習慣がなかったから値が付かなくてくれたんだと思うが週に2度ほどマグロの中落ちを刺身で食べていたらしい。なんでこんなところを食べなければいけないんだろうと思っていたらしいが現代の我々からしてみれば超高級食品だよな。3食腹いっぱい食べたってゆうから今の値段にしたら万に近いだろうな。カタクチイワシに関しては手さばきでさしみにして食べたらしい。冷蔵庫がなかったので刺身の後は目ざしにしてにしてあとは茹でて煮干しにして保存食としていたらしい。どうりで体が丈夫なわけだ。子だもたちにも魚が主体だった。味付けがうまいので子供たちにも人気だった。おかげで皆病気一つしない体になった。やはり日本人にとって魚は欠かせないけど高くなったね。イカなんか暫く食べてない。

味噌汁