科学の発達により自分好みの釣り道具が手に入るようになったのは60年くらい前だろうかそしてカーボンロッドになるまでそう時間はかからなかった。釣り人は自分好みの道具を選り好み出来るようになった。竹竿(篠竹)となるとそうはいかない自分好みとなると1000本位の天然材から選ばなければならない。人工材は自分好みに選べるが、天然材は選んだ材料に自分を合わせていかなければならない。そんな訳で俺は、竹竿をネットでは売らない。なぜならばネットで買った釣り人は自分の思っていた調子と違うと感じるからだ。竹竿は人工材の数倍もするのでお客さんと対面で材料を選び仕上ていくのだがそれでも自分に合った製品はできないだろう。天然材は自分に合ったものではなくできたものに自分を合わせていかなければならない。それを納得しなければ作らないし売らない。強気の商売といわれるがお客さんに無駄使いはさせたくないから。だけどね篠竹は軽いし強いよー。山野の嫌われ者だけど使い方次第では宝物だー。

竹竿の矯正は常温ではむずかしい、ドライヤーの熱で充分。50度くらいに温めれば簡単にできる。ガスなんかの炎は絶対に使わないで。