50年も昔になる。都心から伊豆方面にブダイを釣る列車が出ていた。勿論ハンバノリを餌にしたハンバブダイ釣り。結構大勢の人が乗っていったと聞く。当時本格的じゃあないけどウキを作っていたので当時のおじさん達に作ってあげた。

30㎝前後のブダイをかなり貰った。ハンバブダイを釣る仕掛けはかなり独特だった、ウキに仕掛けを巻き付ける方法でウキを持って仕掛けを投げる。横になったウキから仕掛けが落ちていく。

そんな原始的な道具でもブダイは釣れた。魚が多かったのか釣人が少なかったのかは解らない。列車を出すくらいだから魚影は濃かったと思うし鉄道会社もそれなりのメリットはあったんだろう。釣具の進歩によりこの釣りはなくなったと思っていたら結構やる人が増えて来たみたいだ。今年はウキ類もかなり出そうだ。