爺様が暇つぶしにやって来た。ルアーはもう削んないのかあ。そろそろ仕事を1本に絞ったほうがいいんじゃないかな。企業の納期遅れは致命傷になりかねない。まあ、オメーの仕事はだれでもマネできるもんじゃあないけど潮時と言うものがあることを忘れるなよ。やはり某会社の会長ともなると経営がお見通しだなあ。2年ばかり正業に付けなかった息子が働けるようになって金銭的には楽になった。流石に男の働きは大きく家計を助ける。来年の2月には正社員となるので安定するだろう。決断を下さなければならないだろうがかみさんはあまり気乗りしない。さて話は変わって珍しくブダイウキが注文来た。ハンバブダイと言って冬の時期ハンバノリを食べるブダイのこと。40年前はこの時期になるとハンバブダイ釣りのウキの注文がかなり入った。風物詩だったがルアーやグレ釣り、チヌ釣りなどで注文が全く来なくなってしまった。でも僅かな人たちがやっていたんだなあ。ハンバブダイのウキはボディは木曾檜でトップは塩ビパイプ。形状はふりこ型。

およがせつりのボディはバルサを使う。

40年前当時超円高の波に乗って大量に仕入れていたのが残っている。1ドル、78円か79円になったことがあったんだ。今とは逆で輸入業者は楽だった見たい。逆に輸出業者は大変だったみたいだ。これから世の中の変動がないと言う保証はないので心配だ。