2022年10月

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明日はじいちゃんたちの野球でメンバーが一人足りないのでどうしても頼むということだが時間を聞いたら9時から11時までだったので出ることにした。日野の球場なので11時半位にモノレールの高幡不動で待ち合わせて横浜方面に新規の打ち合わせに行きその足で三崎港に行ってアオリイカのエギングをする。ところで近頃なんでもアイエヌジーを付けることが多くなったような気がする。話を元に戻して、かみさんは市販の餌木をつかう俺は自分の作った餌木を使う。どちらも勝った負けたではなく大事な作業の一環だ。でもかみさんが釣ったら結構馬鹿にされるだろうなあ。慣れてるけどねーーー。

左が俺のやつ右が市販の餌木。もしどちらが釣れてもアオリイカの刺身うめーだろうな!!!。
長い付き合いのお馴染みさんが10ヶ月ぶりにやってきた。明日久里浜方面に行くのでテストしてくるものあるか?って言って来たのでペンシルのコチとアカメそして餌木を渡して試釣を頼んだ。スキップマウスは新型ができてないので。旧型の3gを持って行った。なにか釣れるといいなあ。このお馴染みさん会社の仲間と川崎からよくアジ釣りに行くらしく釣ってはおすそ分けをいただいてる。その際、娘、孫娘2人、かみさんが正月が来たかのような騒ぎになる。作るのは俺だけど。1時間調理して5分で食べつくす。嬉しいのと豪快な食いっぷりにいつも感心する。ちょうどスキップマウスを作っているところだったので完成したら試釣を頼むね予定。スキップマウスのオモリを銅の厚パイプで、1本1本金切りのこぎりで切っている。200個位切るので気が遠くなる。

明後日は三崎港に餌木とスキップマウスのテストだよーーー。釣れなかったらオキアミでネンブツダイに切り替えて今回は大きめのネンブツダイで握りずしを作るつもり。釣り場に行ってはネンブツダイの調理方法を若い家族ずれにおしえている。特にじゃこ天を進める。
城ケ島の一休フィッシングセンターに納品を終えて三崎工側に来ると10組ぐらいの釣り人がいた。ベラ、ネンブツダイ、海タナゴ、中には15センチ位のカワハギを10匹位釣っている家族ずれもいた。まだすいおんは暖かいからしばらく釣れ続くだろう。

袋の中には10匹近くいた。中学生くらいの男の子が血抜きを慣れた手つきでしていた。家に帰って肝醤油で食べるんだって。うらやましい。俺も小磯にに行ってルアーでメバル釣りをしたが、雨が激しくなったので帰宅。午後8時に三崎を出て9時40分には家に着いた。空いてた。三崎港で若夫婦に付き合わされているワンちゃんと出会った。

明日は城ケ島の一休フィッシングセンターさんに新規の見本と従来の商品の納品。ところでルアーを作るときにアイの強度が大きなウエートを占めることはご存知の通り。初期のころは市販のアイヒートンを使ってたがねじ込みの部分が短くて外れたことが何度かありクレームが来て遠くまで交換しに行ったこともあった。こちらの誠意を解ってもらえた。そこでお客さんと不良対策をしたこともあった。つい最近までいろいろお世話になっていたが亡くなられてしまった。クレームが縁でお付き合いするなんておもってもみなかった。その結果出た答えが写真のアイヒートンだ。

引張強度に強く左右の調整ができ、錆びない金属それを要求された。そしてステンレスの生番線を使うようになった。なんでもそうだと思う今は何気なく使っているものでも最初は皆苦労したはずだ。アイヒートンを作る道具は電動ドライバーでやっている。

簡単だけれどもここまでたどり着くにはいろいろなものを試した。ルアーの重さをはかるには上皿天秤でもやった。効率的には最悪。

今はデジタルの秤で1秒で出来る。便利だなあ。
多分材取りから始まる角材になるまでの第一歩を見ただけで、いちやめたーになってしまうだろう。結構な精度を必要とするからだ。

立て引き切断

表面だし

直角だし

直進性そしてカンナ、ノミ、切り出しナイフなどは常に髭剃りができるように鋭くなくては木曾ヒノキは削れない。最初のころはバルサ材を使ってウキを作っていたがヒット商品を出すと2週間後には同じようなものが安く売られている始末。文句言ってもしょうがない。ならば誰にも真似できない材料で誰にも真似できない形を作り出せばいいんだという考えから木曾ヒノキを選び出した。正直、バルサのようには量産ができなかったが単価をかなり上げることができた。バルサから木曾ヒノキに代わるまでかなりのブランクがあった。アルバイトのほうが収入も高かったのでいっそのことやめてしまおうかとも考えた時期があったが今こうして釣り具の開発に携わっている。最近は商工会の方たちからのアドバイスでwebを利用することが出来るようになった。プロの先生の指導は大きかった。どなたが言った言葉なのかはわからない。企業が開発を辞めた時、その会社の発展は止まる、というような言葉だったと思う。でも、たまには気を抜きたい。かみさん、ダメーーーだって。
どうしても自分で作ったものを早く完成させたい、早く試したいという思いが先に立ってつい厚く塗ってしまうことがあると思う。でもこれは表面は乾くが下の溶剤が抜けにくい。そのため浮三では削り終えた時にはウレタン原液を2倍くらいに薄めて刷毛塗する。乾いたら水ペーパーで表面を滑らかにして今度は原液を4倍に薄めた液でディップ塗装5~7回塗る。こうすると溶剤が抜けやすく硬化した時硬い被膜を形成出来る。2時間で硬化するので1日朝から塗装をすると、4回位塗れるので2日くらいで塗り終わることもある。写真はデイップ塗装。

塗るコツはゆっくり上げること。1秒間で5ミリくらい。早いと表面に余分な液体がのこってしまう。ただ売り物でなければ多少厚めでも大丈夫。早くテスト釣行したいもんね。写真はデイップ塗装したもの。50個位あるけど15分位で終わるよ。

容器はポリプロピレン製を使うと溶けない。台所用品のタレビンを切って使うと安上がりで使い捨てにすると洗浄する必要がない。但し中の液体は硬化させてから捨ててね。自分で作ったものが思うように動かなかったりした場合でも諦めずにアイの位置やオモリの位置をずらすことによって想像以上の動きをすることもあるよ。釣りはこうゆう時が一番楽しいんじゃないかな。俺も試作品を世に出す時が一番ドキドキする。追。最近では水溶性の優秀な塗料もでてきている。アサヒペンで販売しているものは使いやすい。引火の心配がない。溶剤は水だから。
お馴染みさんがチクった。徳之島のお馴染みさんがなかなかできてこない品物が早くほしくなったようだ。俺に言うと暖簾に腕押し状態らしい。かみさん、いつ注文もらったの?って言われた。4月頃かな?。そしたら、いい加減にしろよだって。でも、いつでもいいからって言ってたぞ。そりゃそうだけど、あまり伸ばしてはダメだって。今度注文したら私に電話くれるってお馴染みさんと電話してた。反省!!!。今日の午前中に電話があったらしい。いつもの水曜日はテスト釣行なんだけどかみさん責任を感じたのか仕事をさせられた。しょうがないか。今スキップマウスの直径18ミリと21ミリを削り終えて下塗りをしているところ。

他に個人の注文もあるのでいつでもいいよなんて言ってるとホントに後になっちゃうよ。みんなほしいものは削って下塗りを確認してから帰る人もいる。お馴染みさん曰く、奥さん!!!。もう少し父ちゃんのケツたたけよって。かみさんは、今年はアユ釣りにはまってしまったからね。ごめんなさいって言ってた。夫婦揃って、ハハハハハでごまかした。
かみさんだって悪いよなあと思ってるだけだよ。
偶然出来たものを量産する場合一度全分解しないと同じ動きに近ずけることは難しい。オモリの位置、量などで微妙に違ってくる。偶然出来たものと言えば、アクアマウス、今作ってるスキップマウス、バイブレーションにするつもりで作ったワインドカゲキヨなどがあるがみんなお馴染みさん達の試行錯誤の結果だ。ワインドカゲキヨは今のままではルアーとして使うのは難しい。アユの掛け釣りに使ったところ抜群の結果になった。流れの中に放り込んでおけば勝手にアユが掛かってくる。川も荒れないで済むけどハリを結ぶ職業の人たちは困ってしまうかもしれない。まあ、ごく一部の人たちが使っているだけだから影響ないかと思う。話を戻して大きさの違うスキップマウスを作ってみた。大きいのは直径21ミリ小さいほうは18ミリオモリは鉛ではなくて銅を使っているので製品にした場合銅の部分はクリアーを塗る。銅をアピールするためだ

お馴染みさん達は左の原型でマス類を釣っていた。出張で大磯に行ったときもっと大きいのが欲しかったみたいだ。こういうマイナーチェンジは手工業の俺にとってはたやすいことだ。5グラムと11グラムなので6ポンドのラインを使えば30メートルから50メートルは飛ばせるだろう。でも2㎏以上の魚が来たら上手くキャッチしてよ。あと先端にオモリがあるので抵抗が少なくなる。おちゃのこネットに出すのは少し時間がかかりそうだ。なぜならばもう少しサイズを増やしたい。お馴染みさん達はこりゃあ絶対釣れるぞーーーって言ってるけどナブラがなきゃあダメなんだろって言ったら、うーーーーーんだって。マユは発想はいいけどもう少し開発していく必要があるね。
いいと思ってテストをしたがお馴染みさん達には評判が悪い。城ケ島の女性アングラーは横の動きが最高だと言ってくれていたので自信を持ってお馴染みさんに進めたのだが、横じゃあないんだよ水しぶきが上がらないの!だって。ナブラが立ってナブラの中にキャストして俺たちは水しぶきが欲しいんだって。じゃあ悪いわけじゃあないのか?。そうだよ。マユ(カイコのマユに似ている)は誘いをかけて釣るならいいと思うよって言てた。大きさはこのくらいでいいから前のスキップマウスのようにしてくれって言われた。

スキップマウスはお馴染みさん達が考案したものなので暫く売らないでいたら早く売り出せって言われたので販売の許可をもらった。机の上と現場では大きな隔たりがあるなあ!!!。やはり現場を見なければ解決しないことが多いね。昔テレビの番組で、事件は机の上で起きているんじゃないんだ。なんてセリフが流行ったなあーーー。織田裕二さんだったなあ。懐かしいーーー。やはりおごりというのはいい結果にはならないなあ。写真は左が原型で中央が原型を大きくしたもので右がマユ。マユなんて面白い名前のルアーだね。誰も言ってくれないから自分でいった。ハハハハハ。
昨日女性アングラーから頂いたメジナとサヨリを捌いてメジナの姿作りとサヨリの刺身そしてサヨリのお吸い物を作った。かみさんの帰るメールが午後8時にあったので出来ていることを返すとまたメールが帰ってきてサンキュウなんて返ってきた。刺身大好きだからね。

職人じゃあないから上手く作れないけど何とかなるだろう。調理の最中メジナとサヨリの切り身を一つずつ食べた。ウメーーー。かみさん、明日の朝まで残しておくんじゃないかな。かみさんは千葉の館山育ちで魚と言えば生が当たり前で育ったけど俺は東京で刺身にはあまりなじみがなかったからそれほど好きではない。しかし結婚したての頃カタクチイワシの新鮮なものが手に入った時手でイワシを捌いてくれたことがあった。えーーー。イワシって生で食べられるの???。かみさん、どんぶりの上に捌いたイワシをたっぷり乗せてうまそうに食べ始めた。つられて俺も一切れ口にすると今までに味わったことのないうまさにかなりショックを受けた。それ以来魚を食べて調理する習慣が身に付いた。娘や孫たちも魚には目がないようになってる。かみさん今度はネンブツダイの刺身に挑戦するんだって。俺もいいような気がする。
一休フィッシングセンターから赤頭堤防に渡してもらったのが正午を少し過ぎていた。初めてなので堤防を一周して三崎側の先端に入れてもらった。となりは女性アングラー。何と!!!見事なまでの竿裁きで暫く見とれていた。獲物を見せてもらったら、イシダイ、サヨリ、メジナそしてアイスボックスを覗いているときアイゴを掛けた。アイゴはリリースしたけど5種類位いた。その時サヨリは料理が面倒だからあげるって聞こえたのでそく頂きました。迎えが来る30分前位に10グラムのペンシルと竹竿を使てもらったところ追い風ではあるが50メートルは楽に飛ばした。キャストの技術もしっかりしてた。

あーーー使ってもらってよかったそして魚をありがとうございました。かみさんがメジナとサヨリを見てニコニコしてた。魚大好きだからね。出来ればテスターになってほしいけどそこまでは図々しいかな。このブログを見てたらこんな磯ウキも作ってるよ!!!。

大きさは好みに合わせて作るからね。頂いた魚は明日の夕ご飯に姿作りにする

明日のブログの話題もこれで行く。