2023年1月

29

朝7時にリバースポット早戸に着いた。正月明けなのか釣り人の姿はまばらのためか好きなところに入れた。かみさんお気に入りの場所に釣座を構えた。しかしバイトはたまにあるが11時までノーヒットおかしいと思っていたらハリスが3号(12lb)になっていた。太すぎるよ。強引に上げようと思って。これで強引に上げたらハリが伸びちゃうよ。そうなんだ。ちょっと早いお昼を食べた。

午後からハリスを1号(4lb)に変えたところ連続ヒット。

結局40センチを頭に38匹。ハリスを3号に変えたなら言わなきゃダメでしょ。かみさんが言うには大物を挙げてじいちゃんの鼻を明かそうと思って。それなら尚更細いハリスでじっくりと引き寄せてみんなの気を引いたほうがいいだろ。あっ、そうか。午後からのかみさんは人が変わったように引きを楽しみながら釣りまくっていた。とにかく変わり身の早さには脱帽。

リップ付きゲンゴロウの当たりは強烈だったらしい。40~30センチ、10匹をお持ち帰り。

明日はバター焼きらしい。




プラグは先週のままを引き続き、ロッドは今まで使っていたロッドの修理と柔らかめの新規ロッドのテスト。塗装はギリギリで乾いた。ルアーロッドは軽めのプラグを飛ばしたいのでやわらかめに作ってくれとかみさんの注文。フライロッド修理1本、新規1本、ルアーロッド新規2本ともう1本寄せ集めで1本出来た。明日はかみさん1人で釣り。俺は竿とプラグの交換そして写真撮り。お馴染み外人さん来てればロッドの具合を見てもらうんだが。

これから2液性の接着剤で組立。グリップは竹製で空洞だから軽いよーーー。

竹は音を出してキャストしなくったって軽くてキャストするだけで充分飛距離は出る。人工資材の癖がついてしまったんだろうか。買ってもらうときに説明書は渡してあるんだが長年なじんだ人口素材から天然素材への転換は難しいのだろうか。結構破損してくるお馴染みさんが多い。頭では解っているらしいが実際には慣れ親しんだ人口素材の釣り方になってしまうらしい。保証は俺が生きている間。火入れは家庭では危険なので俺がやる。竹竿を販売するようになったのは、高価なロッドを買う余裕がなかったので自分で作って使ってた。それがいつの間にか売ってくれと言うことになり、今に至っている。ただ手入れが大変なので敬遠されることもある。あとは手作りなので人口素材よりは値が張る。

折れた所の修理。

カセットコンロと魚焼く網。冬はいいが夏は表でやる。
細いほうはファンヒーターで充分。

3日半しかない竿作りだが何とか出来そうだ。やはりお客さん相手の商売だ緊急に欲しい時だってあるだろう。今回のロッド作りは3日半で仕上げるという初めての試みだ。相手の立場に立ってとは言うがやはり4日なければできない。そして釣りが終わったら一度返してもらってガイド等を外して再塗装となる。そのまま使ってもらってもいいが塗装が薄いのでわずかな傷から水が入り破壊の原因にもなるので再塗装する。

これはルアーロッド。全部篠竹だよ。軽いけど強いよ。6フィートあって柔らかめだから0.5gでも結構飛距離が出る。6フィートはかみさんの希望。

フライロッドは7フィート。かみさん長いほうがやりやすいみたい。今回の緊急製作はこれからの集客にはよかったかな?。3時間あれば実用硬度になるのでその間に他の仕事をするようになるな。
もっと衝撃的なフッキングを味わいたいなあ。そうかそれじゃあ完全に浮かすためにヒノキじゃなくて桐を使うか?。なんで?。桐はヒノキよりも比重が小さいから同じ大きさでも浮力が大きくなるすなわち本体がよく見えるってことさ。どこにあるかが確認できるってこと。飛びついてくるのが分かるから釣り自体がダイナミックになるらしいよ。じゃあ桐作っといて。それはフライロッド用だよ。余計なこと言っちまったようだが新製品ができると思えばいいか。あと柔らかめの6フィートのルアーロッドとリップ付きのマイクロプラグもね。

0.5gなので柔らかいロッドって言ったんだな。

同じ0.5gでもフローティングとシンキング。でもどこで柔らかいとか6フィートなんて覚えてきたんだろう。あと竹使ったら市販の竿は使えないってこれは自分が使ってるから実感だと思うんだけど。これってほめてくれてんのかなあ。
もう昭和の時代だろうか、企業が開発を怠ればその企業は衰退するというようなフレーズがテレビで流れたことがあったと思う。確かにその通りだ。画期的なものを考案し製作したとしても時代とともに古くなっていくことは当然のことだ。常にその時代にあった改良開発を続けていかなければ世の中から取り残されることは間違いない。しかしだよ。俺は一人でやっているんだしお馴染みさん達は1対1だからいいけど俺からしてみれば1対何百の意見をきかなきゃなんないんだ。でも毎日が楽しい。いろんな意見の中には、師匠かつお節でルアー作ったらどうかなとかスルメではどうかなとか面白い意見に会うこともある。管理釣り場では許可してくれないだろうから自然河川か海でやってみようかな。木で作るにしても大きいのは時間がかかるが、問題は小さいルアーだ。木の端切れで百個も出来る。ただ作業性は頗る悪い。写真のように一円玉に乗るようなバイブレーションを作ってくれと言っても作業しにくい。

随分と様変わりしたもんだ。でも言われればなんでも作るよ。

アユとハリセンボン。
朝5時に家を出てリバースポット早戸に着いたのが7時。2日にお馴染みさんが行った時には車の置くところがなかったみたいだったが今日はスペースがあった。けど!。混んでるね。おまけに渇水。魚のプレッシャーがかなり高い。更に外気温が-3度。風があったので体感温度はもう少し低いだろう。現に竿のガイドに氷玉が出来てフライのラインが動かない。かみさん一つ一つ取っているので水に漬ければ取れるよ。あ、ほんとだ!!!。いきなり2連チャン

羽根つきマイクロプラグのパイプの内径を1ミリにしたものを使った。冷たくて手がかじかんでもセット出来るとご機嫌。

なんで最初からこうしなかったんだろうね。それは不便さを感じて便利なものが出来ていくんだ。いきなり完成品にはたどり着かないよ。それが世の中さ。そりゃあそうだ。でも、やりにくい所をストレートに言ってくれる人は数少ない。釣り場では言い争いになって皆にわらわれたっけ。出来てしまえばそれもいい思い出かな。安定した供給をしていくには僅かな不具合も不安定化につながるから。じいちゃん。今日は外でご飯食べよう。ヨッシャア何食べようかな。リバーを出てしばらく行くと広い場所がある。じいちゃんそこ止めて。なんで?。ワゴン車の後ろでゴソゴソ。はい。出てきたのはうどん十おにぎり。はい、外で食事。ヤラレター。今日の釣果34センチ頭に10匹ほど。小さいのは18匹ほどリリース。冷凍庫がいっぱいなんだって。

リバースポット早戸に行った技術的にもアドバイスをもらっているお馴染みさんが帰ってきた。結果はあまりの混雑に魚たちにかなりのプレッシャーがかかっていたようだ。おまけに水不足で深みが無い。魚の群れにスプーンを入れればそれなりに掛かってくる。次にマイクロプラグのテストをしてもらった。蛍光塗料は塗ってあるが小さくて見えにくい。かみさんは黄色が見やすいが、彼は少し赤が混じったほうが見やすいと言う。そして上面全面に蛍光塗料を塗って視認性をよくしたほうがトップで釣るにはいいのではないかと言われた。あとプラグが裏返しになっても大丈夫のようにできないか。うーーーーーん。考えて見るが少し時間がかかりそうだ。フックの固定に関しては問題なし。とりあえずはこれで出しても問題はないだろうということだ。先日技術屋さんから送られてきた図面を見せたらこりゃあ完璧だって言ってた。径が6ミリ前後の加工物はもう作ることはしないだろう。採算が取れないから。そこいくと師匠は器用だしイニシャルの曲面印刷の技術もあるしな。なんつったてシリーズで作ってしまえば手も足も出ないよって。

明後日行くのか?。間に合うだろ。蛍光塗料塗ってみな。
皆暮は忙しいからなかなか我工房には寄ってくれない。それはしょうがないけどもう少し早く用意しろよ。と愚痴めいているが、俺だって間際にならないと動かないよな。それより昼飯を夕方4時に食べてたらかみさんがメールで今日は早く終わったので今帰る。電話で夕飯頼むというのだったがなかなか出ない。結局SMSでメールを入れた。一段落したらかみさんが帰って来た。かみさんに頼んだら多分そうだろうと思ってたと言って冷凍餃子で15分で作ってくれた。ハッヤー!!!。暮れに漬けた白菜を出してくれた。ウッメー!!!。昼飯が遅かったので腹がいっぱいだが白菜の漬物で食べる飯は別腹だった。飯が終わって今度は我々の羽根つきマイクロプラグだね。半完成なので内径1ミリのパイプを入れるだけなのだけど1時間かかった。もう今日はこれでお終いと思ったら、じいちゃんTwitterとブログねって言われてガク!!!。

次は我々がテストする羽根つきマイクロプラグ。