厚さと幅を決めるのはわが工房にとっては重要な仕事だ。厚さを決めるには自動カンナがあるので簡単だ。だが音がかなり出る。我が家は一種住宅専用地域なのだ。前の持ち主が作業場や店を開く前例を作ってしまったらしのでそのまま店と作業をしている。とは言え大きな音は立てられない。そして自動カンナの代わりに写真のようなものを考案した。誰かが使っているかもしれないから発明じゃあないよ考案だ。
俺のところは量産じゃないから一日削る分だけ鉋かけりゃあ充分やっていける。

これが自分で考えたものだから発明じゃあねーよ。誰か使っている人がいるかもしれねーからな。結構メンテナンスがひつようなんだ。カンナの台の下の平面性、歯の研ぎ方、砥石の平面性等旋盤で加工するまででもこれだけの手間がかかるのだから弟子希望の者も、辞めた、師匠のできたの買ったほうが安いなんて言ってる連中ばかりだ。(俺が優越感に浸ってる)

10ミリの厚さなら10ミリの板を下においてボルトで調節して固定するだけ。できてしまえば簡単だけど作るまでは結構悩んだよ。そんなもの公開していいのかなんて言われるけどこれからも必ずハンドメイドのひとたちは出てくる。その人たちのためになるならこれからも作り方のノウハウをいくらでも出していくよ。ちかじか断面を扁平にする方法を公開する。少し前にも公開したことがあるはず。今度はもっと詳しく。