柔らかめの竿が残った

師匠は塗装は水性か?。お馴染みさんが聞いて来た。竿とウキは水性だが、ルアーは油性だ。ディップ方式が主体だからな。なんで?。水性は多少乾燥に時間がかかるのと薄めると塗膜に厚みのムラができやすいからな。へーーーそんなに微妙なんだ。

我々は時間との勝負だから作業性を優先するんだ。両方うまく使い分けてるよ。師匠。ところでここのところ柔らかい竿ばかり出て行ったけどなんで?。柔らかい竿は煽りながら巻いてきても糸ふけが出にくいんだ。硬いと煽ると糸ふけが出やすい。距離を伸ばすには硬いほうがいいらしいが人それぞれだな。要は、自分に道具を合わせるのではなく道具に自分を合わせていけばいいんだがな。現在人工素材が日進月歩で釣り人にあった製品を多く作っているからな。自然素材は自分に合ったものを手に入れるのは難しいかもしれんな。それになんて言っても手入れが大変だ。写真は節間隔の違い。間隔の短いものは先調子、長いものは胴調子。

産地によっても違う。日当たりのいいところは比較的硬め。森林の下では柔らかめがかな。釣りものによって分けてる。しかしどこに行っても篠竹は厄介者扱いだなあ。特に私有地などでは根こそぎ持っててくれって言われる。浮三では宝物だけどなあ。