どうして気が付かなかったんだろう。職場結婚だったし、お互いの仕事が何しているか一番わかっていたのに。2㎜の真鍮パイプに0.4㎜の孔を明けるので苦戦をしていた。じいちゃん何苦戦してんだ。1本孔空けるのに5分位かかってんだ。ちょっとどいてみろ。と言ってボール盤の前に座った。そばにあった20本を5分かからずに明けてしまった。銅や真鍮はドリルキリを押し付けたままでは明かないんだ。押したり緩めたりすることによって明くのさ。そうだなあ。かみさん銅板に1㎜以下の孔明けるの名人級だったもんな。その当時会社ではベテランを含めて小さい孔を明けられる人少なかったなあ。こんな所でかみさんに救われるとは思ってもみなかった。


そう言えばその当時半田付けもやってたなあ。十字天秤があと500本位来そうだから助かったあ。今日は弁当にウグイの甘露煮を持って行った。同僚にはよくやるねーって言われた。
