これからの塗装は根気との戦い

どうしても自分で作ったものを早く完成させたい、早く試したいという思いが先に立ってつい厚く塗ってしまうことがあると思う。でもこれは表面は乾くが下の溶剤が抜けにくい。そのため浮三では削り終えた時にはウレタン原液を2倍くらいに薄めて刷毛塗する。乾いたら水ペーパーで表面を滑らかにして今度は原液を4倍に薄めた液でディップ塗装5~7回塗る。こうすると溶剤が抜けやすく硬化した時硬い被膜を形成出来る。2時間で硬化するので1日朝から塗装をすると、4回位塗れるので2日くらいで塗り終わることもある。写真はデイップ塗装。

塗るコツはゆっくり上げること。1秒間で5ミリくらい。早いと表面に余分な液体がのこってしまう。ただ売り物でなければ多少厚めでも大丈夫。早くテスト釣行したいもんね。写真はデイップ塗装したもの。50個位あるけど15分位で終わるよ。

容器はポリプロピレン製を使うと溶けない。台所用品のタレビンを切って使うと安上がりで使い捨てにすると洗浄する必要がない。但し中の液体は硬化させてから捨ててね。自分で作ったものが思うように動かなかったりした場合でも諦めずにアイの位置やオモリの位置をずらすことによって想像以上の動きをすることもあるよ。釣りはこうゆう時が一番楽しいんじゃないかな。俺も試作品を世に出す時が一番ドキドキする。追。最近では水溶性の優秀な塗料もでてきている。アサヒペンで販売しているものは使いやすい。引火の心配がない。溶剤は水だから。