多分材取りから始まる角材になるまでの第一歩を見ただけで、いちやめたーになってしまうだろう。結構な精度を必要とするからだ。

立て引き切断

表面だし

直角だし

直進性そしてカンナ、ノミ、切り出しナイフなどは常に髭剃りができるように鋭くなくては木曾ヒノキは削れない。最初のころはバルサ材を使ってウキを作っていたがヒット商品を出すと2週間後には同じようなものが安く売られている始末。文句言ってもしょうがない。ならば誰にも真似できない材料で誰にも真似できない形を作り出せばいいんだという考えから木曾ヒノキを選び出した。正直、バルサのようには量産ができなかったが単価をかなり上げることができた。バルサから木曾ヒノキに代わるまでかなりのブランクがあった。アルバイトのほうが収入も高かったのでいっそのことやめてしまおうかとも考えた時期があったが今こうして釣り具の開発に携わっている。最近は商工会の方たちからのアドバイスでwebを利用することが出来るようになった。プロの先生の指導は大きかった。どなたが言った言葉なのかはわからない。企業が開発を辞めた時、その会社の発展は止まる、というような言葉だったと思う。でも、たまには気を抜きたい。かみさん、ダメーーーだって。