釣り人百人いれば百通りの釣り方があるのは47年釣り具を作ってきて思い知らされた。うちに来るお馴染みさんも全て釣法が異なる。寸法、重量、外環、材質、色彩に至るまで皆こだわりがある。皆曰く。これは釣れるとかこれは売れるなど振り回されてきたところがあった。その掛け声によって作ったものが売れなかったり釣れなかったことがあってそれぞれ苦労してきた。いまでは新しい注文があったときはうちの素人テスター(美女軍団とも言う)に使ってもらってよかったものを製造販売するようにしている。特注は少し余分に作って具合が良ければその人の許可を得て一般に販売している。そして成績のいいものに関してはシリーズで作るようにしている。今までは種類が多すぎて作るほうも大変だったしユーザーも迷うことが多かったと思う。今作っている頭が皿状に削ってある磯の玉ウキは試作の時から注文が入っていた。これはシリーズで作る。径が18,21、24、27、30ミリと5種類作るが場所によってはさらに小さくまた大きくする必要になると思う。

このウキの特徴は流れの中に入れれば遠くに仕掛けを運んでくれることとメジナ釣りをしていて青物が近くに来た時にスナップ付きサルカンを結びスナップに管付きフックを付ければルアーとしても使える。