2024年3月

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皿頭型の磯ウキの蛍光部分を衝撃を与えて塗装が剝離するかのテストをした。河川敷の砂利の部分に5回ほどキャスティングした。相手は石であるからウキがぶつかれば凹む。その結果蛍光部分が剝離しなければいいんだが。へこみはしたが塗装がはがれることはなかった。

結果は良好。あとはお客さんが艶消しか光沢かを決めてもらう。渓流も各地で解禁している。忙しくなってきた。我々も税務申告が終わったら山梨県上野原に行く予定。塗装などの仕事のインタバルを使って竹竿の矯正をしている。

細いのは皮手袋でやった方が早い。
48年前、我工房では当時の蛍光塗料は全てうわぬりのクリアーを塗ることはなかった。いわゆる無光沢だった。ただそれは注文が多すぎて手を抜いただけだった。従って衝撃に弱く直ぐに塗装がはがれた。暫くして蛍光塗料の表面にクリアーを塗るようになった蛍光塗料の剝離はかなり無くなった。しかしクリアーを塗ると太陽光の反射により見えにくいと言われるようになった。よってあおき釣具店さんから無光沢(艶消し)にしてくれと言う要望がきたため試験的に納入することとなった。当初どのくらい材料を使うかが不明だったが光沢と同じくらいの量だ。時間も同じだ。よって値上げの必用もなくなった。

艶消し(無光沢)

光沢。時代とともに釣り方も変わっていくし、それに伴って釣人のニーズも変わってくるから常に現場を知っておく必要がある。写真は明らかに光の反射が一目でわかる。
寒くなると言われていたが朝起きてストーブのスイッチを入れたら11℃だった。曇り空だったため放射冷却がなかったんだろう。雨はやんでいたので自転車でいつもの畑に来るとハクセキレイとセグロセキレイが軽く餌場の争いをしていた。

何を食べているんだろう。曇り空だったが午前10時頃には青空が見えて来た。やはり太陽は暖かい(当たり前)。帰り道小平市の青木農園の前を通ると無人の店にノラボウ菜が置いてあった100円なので2つ買って200円を箱に入れた。

春だなあ。かみさんが出掛けに酢豚が食べたいというのでスマホで調べて頭に叩き込んだ。家に帰ってきて酢豚、ノラボウ菜、ナスの煮びたし、トマトで夕食できた。かみさんの帰るコールがあったので丁度よかった。皿頭型の磯ウキにオモリ負荷を書き込み水性の2液性ウレタンを書いた上から塗った。

水性の2液性ウレタンは6時間くらい効果を必要とするので明日仕上げのデイップ塗装を施す。そして艶消しの蛍光塗料を塗る。頭にセラミックビーズをいれて完成は日曜日。納品は6日の水曜日。じいちゃんたちの野球の試合があるけど水曜日は雨の確立が90%。多分試合はないから熱海港に行って何か釣ってみようかな。