2022年12月

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師匠!!!。もう少し商売っ気出したらどうなの?。なにが?。だってさ、いつもブログTwitter見ても釣れない記事ばかりだろー。あーーー。そういやあそうだな。でも8月にはかみさんがアユ25匹位釣ったぞ。そういう問題じゃないの。師匠は天然かあ?。うーーーーーん可能性はあるな。のんきだなあ。奥さんに楽させてあげたら?。それは逆効果だろう。かみさん三日間何も仕事をしなかったら気が狂っちまうよ。だから俺が炊事、洗濯をしてかみさんが動きやすいようにしてるんだ。もう53年もこうしてきている。若いお馴染みさん。そうなんだ。そう言えばお孫さん2人も師匠が面倒見てたもんな。10年間預かったが楽しかったよ。まあ食う程度の売り上げはあるよ。心配してくれてありがとう。でも釣れないものは釣れないんだよ。1980年頃。バブルの真っ最中。各釣り具のメーカーもマスコミも挙って魚が釣れた映像ばかり映して釣り人の好奇心を煽ってた。1000万人強の釣り人は高価な釣り具を買いまくってた。現に俺の所にも竹で石鯛竿を作ってくれと言って30万円無造作に置いて行ったよ。今だに取りに来ねー。いまでは生きているかどうかも解らない。考えてもみろ1000万人はオーバーだがその10分の1にしたってその日の釣り人全員が1匹ずつクロダイを釣ったら100万匹の魚が日本からいなくなっちゃうんだぞ。10日もすれば日本の磯から魚はいなくなっちゃうよ。そんな時代を経験してるから正直に書いているんだ。現実行っても釣れないことが続き釣り人口は激減していった。激減したのはバブル崩壊にもよるけどな。これを取り戻すには正直にコツコツしていくしかないんだ。そんなに売り上げの有る職種じゃないのに大手釣り具メーカーは勘違いしたんじゃないかと思うんだ。まあ俺も噓は下手だし、いずれどこかでばれてしまうからな。

磯ウキやっと削り終えた。
3にんお馴染みさん達が来た。明日三浦半島の小磯に早速プラグで海タナゴを釣りに行くらしい。フライロッドはあるか?と言われた。カーボンロッドが2本とかみさんの竹竿が1本あと竹のテンカラ竿が2本あるよと言ったら全部借りていくよだってさ。本格的に釣れるとなったら6フィートのフライ竿10本注文だって。どのくらいかかるか聞かれたので月に2本くらいのペースだなあ。来年の春頃だなOK。そんなに魅力的なのか?と聞いたら。30年位前には三浦半島一帯は海タナゴ釣り師で埋め尽くされていたって。今でもマニアは結構いるらしい。師匠、奥さんとんでもない金星になるかもしれないぜだってさ。

在庫の引き出しから写真のような小さいものを3人で20個ばかり持って行った。話は変わって、今日マンション管理の仕事をしていると、おじさん、これどこに捨てるの?って住人の人が言って来た。これ!!!銀だよ。そうなの?。でもいらない。じゃあ貰ってもいい?。どうぞ。ヤッター。溶かして釣り具に使うんだ。そう、良かったね。

2個で500gあった。今は時価にして60000円くらいするんじゃないのかなあ。なんか住む世界が違うような気がした。プレートジグ、プラグのブレード、銀のスプーン色々思いを巡らせている。
じいちゃんお腹すいた。クラブ活動を終えた中1の孫娘が入ってきた。サーモンの握り寿司でいいか?。ヤッター。ママは何時頃帰ってくるの?7時くらいだって。だから夕飯は8時頃だと思うよ。だけどねえねが作ってくれていれば7時くらいかなあ。じゃあにぎりは小さいの4個ぐらいでいいね。今6時だから家に帰ればまた少し食べられるだろう。うん。ところでさあじいちゃん。なあに。あたしが貰った夜光貝の三点セットいくら位するの?。あげてねよー預けただけだよ。フンだ。返さねーよ。3点で2万円位かなあ。エンドユーザーまで行くにはその3倍くらいするんじゃないかなあ。

フーン。じいちゃんてすごいんだねえ。何が?皆欲しがってたよ。何処にも売ってないんだってさ。うーーーん。そうだろうな。夜光貝は硬くて加工がしずらい。その割には単価が安い。だから作る人がいなくなってしまうんだ。じゃあじいちゃんはどうして作ってるの?。卸屋さんと値段の取り決めをしてるからさ。卸屋さんは最低でも10組位買ってくれるけどね。でもメインはルアー関係だからね。そのあいまに作ってるからいくらも作れない。それじゃあ夜光貝に専念すれば。そうはいかない。こんどはルアーを売ってもらっている釣具屋さんからクレームが来るよ。じゃあ、あたしがどちらかやろうかなあ。アルバイト程度ならいいけど本職はだめ。でもアルバイト的でもやるんなら技術は全部教えるけど。ヨッシャー。この技術を墓場まで持っていくつもりだったけど、わずかでも希望が芽生えてきたかなあ。
昨日木更津沖堤での出来事が頭にこびりついて今日の今まで離れない。かみさんが噓は言わないし俺も釣ったところは確認していた。このプラグで確かに手のひらに入ってしまう海タナゴを釣ったのだから

そして海タナゴ。

海タナゴは胃がないか小さいらしい(調べてないけど)。従って大食いはしない。マニアの間でも餌釣りをする場合は撒き餌を多くは撒かない。例えばアミコマセを撒く場合水分とオカラのようなものを少し混ぜて少量撒くのが常識みたいだ。付けエサもジャリメを1センチくらいにしてハリに付ける。であるから五円玉くらいのプラグなどには食いつくはずもないと思っていた。しかし実際には食ってる。宇宙関係、航空関係、地下関係、公害防止関係どれもみな中途半端ではあるが携わってきた。やはり昨日から今日にかけて技術者としての虫が騒ぎ出してきた!!!!!。海タナゴのルアーフィシング。多分あまりインパクトがないと思う。俺の自己満足で終わったほうがいいかな。
外環道三郷あたりでノロノロ9時50分木更津に着いた。すぐに乗船手続きをして船に乗り10時半釣り開始。いきなりかみさんがじいちゃんカサゴが釣れた。おーーー。ああそれはカサゴじゃなくてムラソイ。えーーー。どうしてわかるの?。それはちょっとメバルみたいに目が大きいだろ、口も大きいだろ。似てるけどカサゴじゃないよ。

じいちゃんこれなあに。えええ!それルアーで釣ったの?。海タナゴ。どうやって釣ったの?。ヘチの所にいっぱいいるので下からのそーっと巻いてきた。うーーーーーん偶然だと思うけど考えて見る必要性はあるなあ。結局ムラソイ2匹、アイナメ1匹、海タナゴ1匹、コノシロすれ1匹で終了。船が来る直前までキャストしていたらジイイイイイーーー。ラインが出ていく。8ポンドのラインが最後まで持っていかれ、プツンとなった。そばにいた人がフォローしてくれたが遅かった。大物痛恨のバラシ。80センチはあったんじゃないか。それを聞いても何があったか解ってない様子。周りの人に説明されて、うわーーー。人目もはばからず泣いてた。

今日の釣果。

帰り船。

作戦を立て直してまた来よう。
明日は木更津沖堤にテスト釣行。最低限何を持っていこうか思案していると、じいちゃん!!!。これ持って行こ。と出してきたのがカセットコンロとヤカン。普段何も言わないんだけどさすがに意見してやった。海のど真ん中に行くの。管理釣り場じゃあないんだよ。何かあった時すぐ逃げられるようにこじんまりと荷物をまとめておくの。何かあった時て???。自然災害の突風、津波、船舶の操船ミスによる堤防への乗り上げ(昭和41年横浜堤で経験)などだよ。ジェット天秤は忘れないようにね。先端にマイクロプラグを付けて引いてくるから。シロギスだ。スキップマウスのトップは青物、潜るやつはスズキかな。ワームもアジが来るかもね。4個連の小さいプラグも忘れずに。玉網は忘れないように。えーーー。そんなの釣れるのーーー。そんなこと言ったって結構自分でもサプライズあっただろーーー。そうだね。うちのかみさんはじめテスターたちは皆天然で大胆。附いて行くじゃなくて引っ張って行くのが大変。でも年取る暇もないからいいことかな?。来週はリバースポット早戸にマイクロプラグを使ってフライフィッシングだーーーって言ったら,ヤッター。河原でお湯を沸かしてコーヒーと赤いきつねを食べるんのが楽しみらしい。家でも出来るんだけどなんかちがうらしい。俺が作って河原まで持っていくんだけどね。

来週リバースポット早戸に持っていくヤカンとコンロ。マイクロプラグは木更津から帰って来てから作る。
上物や根魚のテストを兼ねて木更津沖堤に行く予定でいたがマイクロプラグの納品の催促が来てしまったのとかみさんの仕事が人手不足で残業せざるを得なくなったのでかなりの予定変更をせざるを得なくなってしまった。ま、毎度のことだけどお客さん優先だし。俺は明日、明後日と休みを取っているが木更津行った翌日は出勤なのでかみさんが心配してマイクロプラグの仕上げを優先して遠出はしない方がいいかもね。でも木更津でスズキや青物釣ってみたいしーーー。切削時間、塗装時間を考えて明日決める。
高海水温が続いているようなので水曜日に木更津沖堤に青物のテストをやりにいこうと思ってる。朝一番なので6日の夜に出かける。車の中での宿泊はきついので一晩中チェックイン出来るキラキラのホテルに素泊まり。木更津沖堤は初めてなのでどこで何が釣れるか解らない。それもテストのうちだから。かみさんのトイレが心配したけど船にあるらしく送り迎えの時に使えるらしい。一応アオイソメも持っていく予定。シロギスの天ぷら食べたい。ところでかみさんがシロギスルアーで釣れないかなあだって。シンキングのマイクロプラグ持っていくかなあ。

シロギスルアーで釣るのっていいかもしれない。

いろいろテストしたいが魚が釣れればあれ変えこれ変え出来るんだがなあ。作ったもののテストは難しい。我美女軍団がいてくれれば心強いんだが。
今年に入ってから2人の同期を失った。一人は脳梗塞で1月に倒れ6月で永眠。大学時代からの友人で53年続いてた。もう一人は近所のお馴染みさんで暫く店に顔を出さなかったが遠くの別のお馴染みさんから連絡があり亡くなったんじゃないかと知らせを受けて分かったんだが同じく6月の頭に心筋梗塞で倒れて6月の末には亡くなっていた。二人ともどこが悪いというわけでもないのに急に倒れてしまったらしい。かみさんやお馴染みさん達から仕事を減らせと言われるが確かにその通りだ。やはり長距離の納品やテストは電車と宅配便でする。体調は血糖値だけが飛び出ているが隣の先生に言われたような食事のとり方をしている。間食は絶対ダメだって。タンパク質は青物魚(カンズメでもいいらしい)と豚肉をバランスよくとるようにと言われている。74キロあった体重はこの食事療法だけで67キロをきるようになった。食べる量は以前と変わっていないがパンはやめた。今日清掃作業の帰り道小平の青木園で採れたてのブロッコリー2個を買って来た。

今晩茹でて食べる。かみさんは労働が激しいので豚肉類をおおくしている。以前作っていた水羊羹は食べすぎるので80円の大福を二人で半分ずつ食べている。二人とも酒は飲まない。二人とも毎年健康診断は欠かさない。あと大事なことだがたいしてないが相続は家(土地)が孫娘まで残るように話はしてある。大黒柱でもないが相続が一番厄介だ。
出来るだけ早く注文ください。というけれど皆さん間際にならないと注文くれない。何から何まで一人でやっているから注文は半年前からにしてくださいと。それでも間際に来る。特に今年から冬でも出るようになったマイクロプラグ。一般にはドライフライのようなトップは冬には向かないとされてきたがうちの美女軍団(自分たちで言っている)たちがセオリーそっちのけでトップを使い続けた結果夏場よりも好成績を上げてしまったのでトップのマイクロプラグが冬場に定着してしまった。俺はありがたいが製造が間に合わない。あと2週間早ければ磯ウキに手を掛けずにマイクロプラグに取り掛かれたんだが。マイクロプラグのように径が18ミリ以下の製品に対しては表面速度が低いので削るのに結構時間がかかる。しかしながら去年テストしたのだから買い取るほうも定着していないんだろう。愚痴を言ってもしょうがないので残業で作るようにする。このうれしいい悲鳴も滅茶苦茶美女軍団テスター達のおかげかな。

材取り終了。残業と言っても毎日早出残業だけどね。セオリーをことごとく変えていく美女軍団。怖いもの知らず。世の中こういう事が技術革新につながっていくのかなあ。
11月28日のブログに書いた内容を確認したいという問い合わせが数件あった。1件は日本語がたどたどしい外国の人みたいだった。特許はあるのかと聞かれたので、ないと言ったら素晴らしいのになぜと言われた。私が技術者として働いていた55年前頃にはアンモニアガスの匂いを消すために硫酸のシャワーを通す装置がすでにあったから特許は取れませんと言ったら、俺の装置を見せてくれないかと言われた。俺が返事をしたのは隅から隅まで全部見てくださいと答えた。どこの国の人かしれないが今中国やインドなどでは空気中の汚れに悩まされているところがあるという。これからの未来を担う子供たちが喘息などで悩むことのないような未来を作ってほしい。そうなればどんな知恵も出す。電源がなければいくらでも考えはあるだろう。簡単な装置で効率もいいし、安価だ。国民が汚れた空気を吸うような国にはなってほしくない。かつて東京の多摩川は生活排水や工場排水によって死の川と呼ばれていた時期があった。しかし小さな努力の集まりによって今では毎年1千万匹を超えるアユが遡上してくる川になった。自然を汚したままの年月と同じだけ元に戻す時間はかかる。汚染された空気、水、大地の国のリーダーたちが一日も早く動いてはくれないだろうか。

全体写真。

シャワー。