店長日記

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4個連をサイドスローでキャストするとフックとラインが絡まってしまうというトラブルをかみさんとお馴染みさん達から言って来た。自分でキャストしていても何回かある。試作品全部調べてみたところ間隔が2ミリ以上空いていれば丸めるとフックと前のアイが付いてしまう。2ミリ以内であれば丸まらない。

ゲージを作って仕上げるようにする。それと4個連の各々の長さによって連結金具の長さを3種類位作っておく。初めてかみさんをはじめみんなの意見が一致した。

削っているとお馴染みさんからラインが入った。電話をすると仕事で千葉の佐原に行っているらしい。その会話。師匠!。4個連の浮くやつ送ってくれ。夕方バスだよ思うんだけどボイルがスゲーんだ。分かった。4日位かかるぞ。トップは何個か持ってるからいいよ。内蔵錘を少なくするから5g位だよ。OK。

あと4ftの硬調の竹竿もね。出来るわきゃねーだろ。仮塗りでいいから。やってみる。いつもこんな調子。
居るかー!。羽根つきマイクロプラグなあ。羽とフックの距離縮めて見たんだ。そしたら空振りが激減したよ。魚は羽付近を目指して食いつくんじゃねえかな。今度はいつ行くんだ。来週の月曜日。間に合うかどうか分らんが、やってみる。うーーーーーん出来るだけリアルにと思っていたが納得は行くな。

どうやったんだ?。パイプを裂いてフックを羽近くまで押し込んだ。コラ!!!。4個連も大事だろうけど羽根つきマイクロプラグも改良途中だろ。頼むよ。

左が従来品。しばらくして別のお馴染みさん。師匠アワビある?。薄くしたやつか、貝そのものか?。薄くしたのがあればそれがいい。なにすんだ?。4個連に張り付けるんだ。それがうまくいったら付加価値を上げられるかもしれないな。

朝、かみさんを会社まで送って行く途中で腹減ったって言ったらいちやまマートのほうとうの残りがあるよって。え~。麵類の残り物と思いながら帰ってきて何か作るのめんどくさいのでタッパーにあったほうとうの残りをチンして食べたらなに!これ。こんな美味いの初めて。とにかく美味い理由は解らない。まだ残っていたので昼も食べた。ほうとうって一晩経っても美味いね。ところで4個連に関して我お馴染みさん達が動き出してくれてる。ことごとく俺に対してケチばかり付けてくるお馴染みさん達が真剣に動いてくれている。メール、メッセージ、ライン等。かみさんの大物連発を見て動き出したようだ。いろいろな意見があるが2種類。先のとがったのと凹んだのの2種類。

サイズは径が6,8,10.12,15,18、24,27,30ミリになる。

内臓オモリは比重の大きい銅を使う。
昨日俺のアドバイスを無視して流心でキャストを始めたかみさんが過去に大釣りをしたにもかかわらずノーゲットで終わってしまった。マス、ヤマメは水温は10度でも充分釣れる。ただ餌となる小魚や川虫、かわむしの成虫等がどこにいるかを確かめないとやみくもにルアーをキャストしても掛かる確率は極低い。昨日のように川虫も飛ばない、小魚の群れも水温が低いため今までのポイントにはいないとなればマス、ヤマメ類はまずいない。でも過去の大釣りの経験からいつものポイントに行ってしまうのは人の常だ。そこにはいないよ。でもやるんだ。一つの大きな経験になったと思う。あ~あじいちゃんの言うこと聞いとけばよかったな。だから言葉を返した。だって2回位バイトがあって1匹はフッキングしたじゃない。俺としてはそれだけでテスト釣行成功だよ。釣れそうにないところで2匹のバイトがあったんだからその成果のほうが嬉しいよ。俺が指定したところで釣れなければよっぽど後悔するだろう?。オデコをやっと納得した。さて、今日は初めて食べるいちやまマートのほうとうをかみさんが作ってくれた。ウメーーー。具が多かったんでかなり残った。残りは明日の朝食べよう。

今日上野原にプラグの腹側を白く塗った4個連を試しに行く4日間吹き荒れた風によって水温が低下していなければいいが。それを心配していたが案の定水温は10度をきっていた。11時に我が家を出たが大した渋滞もなく昼過ぎには上野原に着いた。水温は10度を切っていた。これでは何も釣れないよと言ったらわかんないよと言って自分のポイントに入っていった。確かにわかんないけどもしかしたらもある。しかしまず目までノーバイト。

日没後にフッキング。途中でバラシ。

このとき上野原市の放送で熊の出没のアナウンス。慌てて終了。じいちゃん!。何でなのと聞かれたので、小魚が岸の暖かい所に移動してしまうんじゃないかなあ。それを追って大きな魚が岸寄りに集まるんじゃあないのかなあ。だから岸寄りの暖かい所にキャスティングすれば釣れる確率はよくなると思うよ。でも自分のポイントはそういう状況でも行ってしまうよな。ま、経験だ。帰りにいちやまマートでほおとうとほおとう味噌パイン他を買って帰って来た。

何日も前から一つの行動を起こすときその日のためにコツコツと準備する人って尊敬するよ。自慢じゃないけど準備万端でテスト(釣り)なんか一度も行ったことがない。だからけっこう忘れ物は多い。例えばおにぎりとかプラグもよくある。年のせいじゃないような気がする。なぜなら若い時からあったから。この頃かみさんが紙に書いて準備するようになった。でもなんとかなってしまうもんだな。

この中から3個だけ作って持っていく予定。

かみさんの要望で下側が白。
桑の若葉を天ぷらにしてよく食べた。カイコさん達だけが美味いとこ食べるなんてもったいない。清掃作業に行ってる公園で切られても切られても芽を出してくる桑。カイコがバリバリと音を立てて食べるらしい。かみさんの幼少期もカイコを飼っていてマユになると業者が来て持って行った。結構な収入源だったらしい。

4個連のルアーを確かめに管釣りに行ったお馴染みが捌いて来たニジマスを今日はムニエルにした。30枚くらいあったので残りはかみさんと俺の弁当のおかずになる。

いつも俺の作った作品には見向きもしないくせにかみさんが開発に絡んでるとあって試す気になったようだ。釣れるということを認めたようだ。このお馴染みさんもけっこう負けず嫌いが激しい。釣人は皆こんなものかな。大物を釣った相手をうわべでは祝福していても心の中では闘争心を燃やしているんだろうな。
去年のアユ釣りもそうだったがかみさん以外誰がやっても釣れなかった。僅かなポイントのずれなんだと思うがやはり何度も通ううちにわずかなずれをつかむのだろう。今日技術的にもアドバイスをもらっているお馴染みさんが来てやはり何度も通っている場所だからと釣るんだという執念がけっこう釣り果につながるんじゃないかな。師匠の話から奥さんのあきらめない気持ちがよく解るよって。流石に大河で2匹かけるなんて至難の業だしほとんどの人はあきらめてしまうからね。20年くらい前だと思うが頼まれて作ったのはいいけど自分でもテストをしたことがなかったと思う。師匠!。こんなに公表しちまって大丈夫か?。ああ!それによって釣り人が増えるならけっこうだ。いずれにしろ量産会社では大きさをシリーズで作ることは不可能だからな。そこが手造りの強みだ。零細企業が生き残るにはどうすればいいかは40年余りいやというほど経験してきたからな。夕方昨日管釣りに行ったお馴染みさんがニジマスを捌いて持ってきてくれたので明日はニジマスのムニエルだ。

さらにまた別のお馴染みさんが来て、シンキングとフローティングを1個でできないかとスケッチしてきた。こんな感じか?と図面を書いたらOK。

アイを長くしてガン玉を付けたり外したりする。これなら2個持っていけばいいだろって言ったらめんどくさいからだって。どっちがめんどくさいんだと皆に言われてた。でも自分の釣り理論があるんだろう。
ヒメジョオンが咲き乱れている。それを追うようにハルシオンの蕾が膨らんできた。

近年ハルシオンというとインターネットでは野草ではなく薬として出てくる。野草のハルシオンを出すには野草を前か後ろに付けなければ出てこない。小金井からの帰り道アヤメが咲いていた。

家に帰ってきてルアーロッドの矯正と色塗りが20本あるので部屋の温度が上がる。

エアコンは壊れているから使えないが使っても変わりないだろう。真夏はお断りなんて書き込み入れてみようかな。出来っこないけどやってみたい。

明日朝2回目を塗って夜には完成させる。お馴染みさん、ゴールデンウイークに使うらしい。ゴールデンウイーク終わったら一度返してもらってロッドの再塗装。ここでお詫び。27日のブログ書いたんだけど送る忘れてしまったみたい。ごめんなさい。
いつもは俺のアイディアなんか見向きもしないくせにかみさんが開発に乗り出したとなったら、そして大結果を出すようになってからお馴染みさん達が真剣に目を向けるようになった。

そりゃそうだよな40㎝級のニジマス連発だもんな。興味わかないわけないよ。とうとう明日管釣りで試してこようなんて言い出したお馴染みさん。かあちゃんが釣れるんだから絶対俺だって釣れる。なんか訳の分からない確信を持っているようだ。別のお馴染みさんが、上野原の40㎝のニジマス1匹は管釣りの50匹に相当するぞ。その位掛けて来いよってはっぱかけてた。そばにいたかみさんがニコニコしながら優越感に浸っているようだった。パール粉をネットで探したが気に入ったのがなかったので夜行貝をヤスリで削って粉にして白の上に乗せるようにした。夜行貝の白さと輝きは抜群だ。

夜行貝は徳之島産だ。
じいちゃんたちの野球の試合が中止になったので先週から4個連の下側に白を塗ってくれと頼まれていた。

そして今日それを使ったがバイトが2時間ない。やっぱり駄目かななんて弱気になっていると午後5時マス類のフッキング。ジャンプされてバラシ。確かにニジマスだった。20㎝程の浅場に来ているみたいなので流心から浅場に流してくるように操作した。日没後かみさんに再度掛かった。2号(8lb)のラインなので5分位で俺がランディング。なぜならかみさんのネットでは小さい。暗いので陸に上がって撮影40㎝のニジマス。

執念だね。帰りにいちやまマート(スーパー)によって買い物をして帰った。Twitterでエビチリの素を宣伝していたのでエビと一緒に買った。明日はエビチリだあ。

とにかく白で塗ってほしい。やはり実際に釣った本人にしかわからないのだろう。金黒ではない当たりが出るらしい。間に合わないので筆塗りのフリーハンドで塗った。もしこれが確認できればメバル,スズキ、ロックフィッシュなどにもためしてみる。ロストしてしまったけど白の上にパールが塗ってあった。白だけでは商品として売れない。本人を尊重して簡単に下面だけ白を塗ってみた。俺としても再三の入れ掛かりを偶然とかたずけるにはかなり無理があると思う。明日上野原は午後3時には雨はやむみたいなので少なくとも3時間は釣りができる。いい結果が出るように期待する。

当たり前だけど大型連休の前は注文が結構重なる。それでお馴染みさん達には自分でできるものは勝手に作っていけっていってあるので結構気楽だ。今回はロッドの製作だけ。でも矯正からの7本は結構きつい。今巻いているのはかみさんの明後日使うロッド。

矯正もしてあり色も塗ってあるのでガイドを取り付けるだけ今日取り付けてクリアーを塗っておけばグリップに連結して出来上がり。家の猫たちは(5匹)家から出さないが昨日の僅かな隙間からチャト(赤の茶トラ)が脱走。一晩ほおっておいた。朝になったら腹減ったのか扉の前にいた。中に入れたら  ご飯をむさぼっていた。

朝から篠竹の汚れを落としていると今日は市の野球大会だ人がいないから頼むよ。

午後3時まで付き合わされた。

帰って来て4個連を削っているとロッド出来たーって技術的にもアドバイスをもらっているお馴染みさんが入ってきた。

出来っこねー。そうだろうな。進捗状況見に来ただけ。また月曜日から忙しい日々が始まる。
付き合いでやむを得なかったが難関の金属加工が終わって納品した。御徒町から高田馬場まで外人観光客の姿がかなり増えたような気がする。池袋から乗ってきた外国人の家族。小学生と思われる男の子が隣に座った。どこの国かを聞いたらフランスから観光に来たようだ。フランス語が出来ないので英語か日本語どちらが通じるかを聞いたら英語なら大丈夫と言った。小学生低学年だよ。やっと日本も実用英会話を小学生3年生からとりいれるようになった。今マンションの清掃作業をしているが3歳くらいになった子供達には外国語で挨拶するようにしている。勿論親御さんの許可を得てだけど。クレヨンしんちゃんの番組でしんちゃんがオラーというスペイン語で挨拶しているのでスペイン語を希望してくる子供や英語、中国語などいろいろだ。ただ本人たちはあまり解ってないようだが遊び感覚と慣れでけっこう会話がつながるようになってきている。日本人が6年も英語を学習してきても挨拶一つできないのは世界にしてみれば異常だと思う。自分の周りにいるものだけでも外国語に慣れてもらえば嬉しい。いまのところ親御さんたちは目を細めて見てくれている。さあて今日からルアー、ロッドの製作。

明日は手長エビ天秤の納品。夕方4時の納品になるので浅草橋でのルアーの目にするパーツは買えないかもしれない。かみさんが合羽橋に行きたいと言っていたのでその時一緒に来るか。今日はステンレスバネ線の曲げた部分の焼き戻し。

約2秒で曲げた部分が赤くなった瞬間にバーナーから離す。色の変化の仕事なのでかなり熟練を要する。他に熱が伝わって焼きも出してはバネの役割をしないから結構慎重だ。ところでコロナ以降合羽橋に行ってないがもう賑わいは戻ってきているだろうか。というか戻ってきてほしい。
師匠!!!。もしもお客さんの方で1ヶ月3000個欲しいなんて注文が来たらどうする?。計算すると600万円だぞー。とからかって来た。出来るわけねえだろ。月20日として1日150個の計算になる。大体そんだけ買う人がいるかよ。分かんねーぞ。そうなったら師匠のとこで働いてやるからな。給料50万出せよ。捕らぬ狸の皮算用じゃ。それよりあんな大手が見に来るなんて嬉しかったなあ。師匠!!!。甘い話には気おつけなよ。馬鹿正直だからな。おめーに言われるとは思わなかったよ!。ところで昨日のハヤ(ウグイ)どうした?。かみさんが開いてもう干してあるよ。弁当に持っていく位だからよっぽど美味かったんだろうな。出来たら半分やるよ。丸ごとくれよ。分かったよ小さい方か?。大き方に決まってるだろー。出来たら知らせるから取りに来い。ヤッターだってさ。

手長エビ天秤の納品が再度22日に変更。その後タイミングよく4個連の状況を見たいというバイヤーさんが2名来られて4人で午後3時半に上野原に向かった。日没まで1時間半しかないがいつもの場所でかみさんがキャスティングを始める。何度か大きな魚が掛かったが3匹ほどバラシ。バイヤーさんが、本当に掛るんだ!!!。5時頃15㎝を軽々と上げた。バイヤーさんが、ホントだ!!!。まだやれますかというので、日没過ぎても出来ますて言ってると柔らかい竿が根元から曲がった。

1号のラインなのでドラッグを少しゆるめておいた。格闘の末上がってきたのは30㎝級のウグイ。

まだ出来ますがと言ったら、これだけ見せられれば充分ですで終了。バイヤーさんが、奥様は素人のようですが?と言われたので、分かりますかと言った。今日のプラグは金黒ですがかみさんの使うのは白パールですと言った。Twitterを見てきたんだと思う。ああ!あの入れ掛かりの時のやつですか。と言われたのでその通りですと答えた。おちゃのこには載ってないようですがと言われたのでまだテストの段階ですと答えた。
ヒメジョオンは古くから日本に存在する野草だがあまり一般の人は摘んで花瓶に生けることはまず稀だろう。

オオバコはこぼれた種をスズメなどの小鳥が食べる。昭和27年頃は池袋あたりでも道端に咲いていた。

なにげなく自然に存在していたものがいつのまにか消滅してしまっているが今我々はこれに対して不便を感じていない。これでいいんだろうかと言っても出来ることは限られてる。出来ることからやっていくしかない。堀内孝雄の愛しき日々の歌詞のように時代の流れがかなり早いのではないかと危惧している。
手長エビが去年よりも釣れだしたのが早いような気がする。逆にワカサギの産卵は遅いような気がする。毎年記録はつけてないが産卵の時期や釣れ盛る時期に納品が重なるので去年の納品書を見ればわかる。手長エビ天秤のような金属加工も仕事の幅を広げるには大事だ。今回のように外注さんがことごとく辞めてしまうことも今後考慮しておかなければならないだろう。今回のようにかみさんが経験者であったことから難を逃れたがいつもこのように行くとは限らないから常に他の業種ものぞいておく必要がありそうだ。

ハリス止めを曲げるためのパイプ。

ハリス止を曲げた所

ハリス止めをカシメた所。かみさんの治工具のおかげで思いのほか早くできた。20日に納品の後はお馴染みさん達のルアーロッドの製作。土曜日はどこかでテスト釣行する予定。かみさんは仕事だから一人だな。