店長日記

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渇水に悩まされた各渓流の河川だがやっと回復の雨に恵まれた。来週からは雨模様の日々が続くので今度は災害にならなければいいのだが、人間の力ではどうすることもできない。適度な雨になってくれるとありがたいのだが。今来週火曜日の夜中を狙っていく三浦半島の小磯でのテストプラグと7ftの竹竿を作っている。

プラグは17g位の4個連を中心に2個連のジョイント、コチのような横に扁平なものもフォールで当たりが出るか試したい。

21日夜のスズキを釣るルアーロッドの製作を急いでいる。7fiの硬めを3本作るので時間が足りない。まずはグリップから作る。色を塗っている間にロッドにガイドを付ける。2本も3本も1時間ぐらいしか違わないので3本にする。ロッド側のクリアーの塗装は終わったのでなんとか間に合いそうだ。

かみさんは長いほうがキャスティングの時に距離が出るみたいなので要望どおりにする。もちろん100均のルアーも持っていくみたい。今回はかなり準備万端だ。今までは人任せだったんだけど。清掃作業の帰りに玉川上水の側道を自転車で帰ってくるとヤブカンゾウがちょうど食べごろに芽を出していた。

しかし犬の散歩が多く至る所に排便があるので食べるには不向きだね。ハナニラがあったがこれも同じで食べない。

というかハナニラは毒を持つ種類もあるので食べない。ホウチャクソウはもちろん有毒だが3っつとも可憐な花を咲かせる。

一時期漆工芸が流行った時期があった。卸屋さんからプラグの表面に漆の拭き塗りりを施せないかと言われた。人工漆ならできると行った。それでやってみようということで作り始めたが仕上げのクリアー塗装の着きが悪く完成には至らなかった。ただ漆の拭き塗りりは年輪を引き立てるのにいいと思った。どこかの時点だやってみたい仕事だ。拭き塗りになると芸術的な領域になってくるのである程度の知識を取り入れていく。そうなったらどうやってイニシャルを入れるか悩んでいるとかみさんが直筆にすればと一言。ああそうか。

拭き塗り。こんなものまで作ったんだなあ。そして爆発的に売れたマンボウ40年前800円だったけどこの値段では売れないから適正価格で売り出す。

イニシャル付き。

48年間かみさんは確定申告の提出をしてきた。専門家に依頼してたら莫大な金額になる。10年前パソコンを導入するまでは計算機でやってたので1日3時間帳面付けて3日位かかってた。導入してからは俺がエクセルで記入するようになって楽になったと言っている。それにしても48年とは俺からしてみれば天文学的な数字だ。ありがとうございます。申告の提出後じいちゃんたちの野球の試合場に迎えに来てもらい、午後2時に立川を出て40分で上野原に着いた。笹濁りの中右岸から始めた。松留発電は右岸からの放流で発電はしていないようだ。浅瀬にかみさんを立たせて下流に流すと即ヒット。いつものように慌ててしまい痛恨のバラシ。あたりと同時にリールを巻かないように言ってあるんだが巻いてしまうんだろうな。管理釣り場と違って貴重な1匹なのであせってしまうんだろうな。ははははは!!!。来週の火曜日の夜は大潮なので三浦半島の小磯にスズキとメバル釣りのテスト。従って29日の朝からヤマメを狙うんだって。オスのワカサギが産卵のためメスより先に上流を目指して上ってくるからそれについて来るはず。でれば40センチ位なはず。かみさん掛けたのもおおきかったって。けどあげなきゃなあ。でも帰りの車の中では感触が残ってるってご機嫌だった。使ったプラグはキンメの3g、4.5センチ、フローティング、トリプルフック。

右岸からの放流。

ヒット。

いたるところにクレソン。

明日はかみさんは確定申告の提出。俺はじいちゃん達の野球。午後2時に家を出て上野原には3時頃着く予定。時間があまりないのでフライロッドとルアーロッドに分かれて試し釣り。3月1日は放流した魚が下流の相模湖のほうまで行ってしまったみたいだがワカサギが産卵のために上ってくる時期だからそれを追って上がってくるだろうと言う予測だがうまくいくかなあ。結果は明日。今日小平市と東大和市を結ぶ道路の脇に土筆が芽吹いていた。犬などが排便するので摘んでいく人はいない。明日上野原には出てると思うので摘んでくる。明後日は土筆のきんぴらだあ。近年作って食べる人は少なくなったなあ

小平市の道路。

伸びた土筆。

フライロッド用。

る用。
お馴染みさん達からクレームが出た。野球するのはいいけど1週間に2回は多いよ。それに一生懸命やってしまうから疲れが出て仕事ができなくなっちゃうよ。若かねえんだからいい加減にしろだってさ。じいちゃんたちの野球にもお馴染みさんがいるから断ることもできない。少し力を抜けばいいか。かみさんが、出来るわけないでしょ、馬鹿正直なんだから。うーーーーーん言える。朝出掛けにかみさんが、ロールキャベツが食べたいなあって言うから材料を買いに出ると向かいの小学校の桜が丸くふくらんでいた。ハクモクレンは満開。買い物帰りに我が家の前にはノカンゾウと思われる新芽が出ていたホントにノカンゾウか解らないけど花が咲くのが楽しみ。今週の15日は確定申告なのでどこにも行けないが、またしてもじいちゃんたちの野球の試合があるらしい。やはり人がいないらしい。申告は私が行くから大丈夫だって。

小学校の桜

ハクモクレン

ノカンゾウと思われる芽。
朝かみさんを会社に送っていき、帰って来てから税務処理。11時に昨日昭島のクジラ公園で拾ったサッカーボールをくじら公園に届けに行った。FC-VIDAでネットを引いたら即出てきた。試合を暫く見て帰って来た。それからまた税務処理。かみさんもう少しレシート整理しといてよ。あちこちから出てくる。クジラ公園にいるとき春本番の野草があった。オオイヌノフグリ、土筆(つくし)。やっと出てきたかあ。

公園の看板

八高線の鉄橋

オオイヌノフグリ

クレソン。
今9時。WBC4回の裏終わったところで書き込み始めている。自分の売り上げには関わりないけどやっぱり気になる。チェコが1点取った時彼らは嬉しかっただろうなあ。本国でもわいただろうなあ。話変わってお馴染みさんが子供達に釣りを教えるらしい。仕掛けがあるか聞いて来た。専門的なものしかないがハエ釣り用でだいじょうぶだろう。ウキとオモリのセットを5本付けて送っといた。俺も小学校6年生の頃父親に連れられて石神井公園にザリガニ釣りにつれていってもらった。そこから釣りにのめり込んでいったんだなあ。あれから70年かあ。お馴染みさんの子供達も釣りに興味を持ってくれるとありがたい。仕掛けのウキは発泡ウレタンを削り出したもので削る刃も超仕上げの砥石を使って仕上げる。そして1本のノミで100本ぐらい削れるが緊張度が半端ではない。写真は発泡ウレタンのウキ。

子供たちがウキが沈んだ時どんな態度をとるかみてみたいなあ。
確かに百均のルアーは釣れるがこだわっていてはだめだとかみさんに言ったら、そうだねだって。7日の夜中2人ともスズキのボイルがあったのは確認している。できるだけ実績のあるルアーを使ってまず1匹仕留める。それが一番。やはり大潮の上げはじめを狙う。今度は今月の21日の夜11時から翌日の5時まで勝負は0時から3時ころまでだろうな。そこまでやってられないから2時が限度だな。かみさんには釣らせたい。慌てるだろうなあ。それを見てるのもけっこう面白い。話は変わるけど、今日午後4時頃玉川上水の側道を自転車で帰って来た時前を横切った小動物がいた。アナグマだ!!!。冬眠から目が覚めたばかりなのだろうか、瘦せこけていた。一瞬の出来事なので写真に収めることが出来なかった。帰ってかみさんに話したらじいちゃんがタヌキとアナグマ間違えるわけないよね。だってタヌキを1000匹ぐらい削ったからね。ハハハハハ。

アナグマが出た場所。府中街道の九衛門橋の下流10メートル付近。

7日の夜中三浦半島の小磯でスズキのボイルを見て来週の火曜日も夜釣りだーと騒いでいる。前からスズキ釣りたいと言っていたのでちょうどいい。去年木更津の沖堤防でスズキらしき当たりをばらしたから今度は絶対リベンジするって。それならもう少し基本どうりにやってよと言うが。いいの。自分のやりたいやり方で行くんだだって。まあそれで何度も結果出してるから好きなようにさせておく。かみさんが釣れたルアーなら誰がやっても釣れるだろうから。竹の調子を見ている。これ3本来週まで作っといて。竹の矯正からだから無理だよ。じゃあ再来週でいいよ。

竿の調子を確認している。
かみさんが仕事から帰って来たのが19時半。支度をして三浦半島の小磯に着いたのが23時。ウエダーを履いて深みのある所まで行けば釣れる確率は高いが少しでも潮が上がってきた場合には戻る道を間違えてしまうので危険を感じて撤退。翌1時半にはかなり潮が上がってきたが結局2人ともノーバイト。30メートル先でスズキのボイルがあった。来週の水曜日15日は確定申告を提出したら出かける。今度はスズキ用の大きいルアーを持っていく。竿もそれなりのモノを用意する。15日は潮位の差が小さいようなので釣る時間は多くあるが潮の動きも小さいからスズキはどうかなあ。もちろんメバル釣りも用意していく。写真は右が1個100円のルアーで2.7g。左が木曾ヒノキのアクアマウスで3.7g。かみさんは百均のルアーを使うんだってこれも大事な技術開発。

かみさんが仕事から帰って来たので20時出発する。三浦半島の小磯にメバルのテスト。到着するのは22じころ。大潮の干潮時に釣れるかどうかをテストする。結果は明日。
48年前自分で仕事をすれば付いてくるのは確定申告。かみさんの仕事になっていた。大変なのは毎月の経費の計算。10年前パソコンの導入によって申告書を書く時間が僅かで済むようになった。Excelでやれば一瞬だもんな。経費、売り上げはエクセルに書き込んでおけば申告書書き込みの時にすぐ渡せる。なんて便利な世の中になったんだろう。税務署ではパソコンによる申告も出来るらしい。いつかやってみたい。

そんなわけで今週はテストを見合わせようとしたら明日(火曜日)の夜行ってみようとかみさんが言って来た。ウエダーを履いて三浦半島の小磯にメバルをマイクロプラグで釣るんだって。ちょうど干潮が午前0時頃なのでかなり入り込める。来週の水曜日は申告書提出なので久々に休むか。
ゲンゴロウを出したのは40年くらい前になるかな。大森忠商店さんに持ってったところ物珍しかったのだと思う。いきなり数百個売れたがそれっきりだった。どう釣るかも解らなかった。お馴染みさんが流れの中で張ったり緩めたりを繰り返しているとガツンときたらしい。その後同じようにしているとほぼ入れ掛かりになったらしい。俺も確認のためテストをしてみたら入れ掛かりとはいかないがかなり釣れた。流れの所はいいがポンドのような止水、海ではどうするのか、答えは簡単だった煽ってフォール。沈んでいくときけっこうなスリルを味わえるみたい。ワタリガニ、タガメも今だに在庫がある。ワタリガニなんか石鯛、石垣鯛、黒鯛、ブダイなんかに広用できないかなあ。

コチにイニシャルがある。

タガメとワタリガニ。そう言えばTwitterでルアーロッドを使って普通に磯の石の下にいるカニを使って石鯛類を釣っている書き込みがあったっけ。
師匠は塗装は水性か?。お馴染みさんが聞いて来た。竿とウキは水性だが、ルアーは油性だ。ディップ方式が主体だからな。なんで?。水性は多少乾燥に時間がかかるのと薄めると塗膜に厚みのムラができやすいからな。へーーーそんなに微妙なんだ。

我々は時間との勝負だから作業性を優先するんだ。両方うまく使い分けてるよ。師匠。ところでここのところ柔らかい竿ばかり出て行ったけどなんで?。柔らかい竿は煽りながら巻いてきても糸ふけが出にくいんだ。硬いと煽ると糸ふけが出やすい。距離を伸ばすには硬いほうがいいらしいが人それぞれだな。要は、自分に道具を合わせるのではなく道具に自分を合わせていけばいいんだがな。現在人工素材が日進月歩で釣り人にあった製品を多く作っているからな。自然素材は自分に合ったものを手に入れるのは難しいかもしれんな。それになんて言っても手入れが大変だ。写真は節間隔の違い。間隔の短いものは先調子、長いものは胴調子。

産地によっても違う。日当たりのいいところは比較的硬め。森林の下では柔らかめがかな。釣りものによって分けてる。しかしどこに行っても篠竹は厄介者扱いだなあ。特に私有地などでは根こそぎ持っててくれって言われる。浮三では宝物だけどなあ。
もう40年も前になるかなあ。当時プラグと言えば縦に扁平が主流だった。ゲンゴロウを作った時は皆に笑われた。しかし実績が上がるにつれて人気が出て行った。今もそうだがプラグの名前はほとんどが外国語の名前になっている。浮三では実際に存在する昆虫や動物をそのままネーミングしている。当時高校生だった娘にキーホルダーとして作ったタヌキはフックを付けずに相当数売れた。現在もぽつぽつ。すこしマイナーチェンジして再度売り出す予定だが、なかなか手が廻らない。ゲンゴロウは安定した売り上げをしている。トップタイプは面積が大きく視認性に優れているらしい。ボトムの方は沈んでいくときにひらひらと蝶が舞うように沈んでいくらしい。その後コチなるものも作ったら餌木としての注文が増えた。従来の餌木のように何度もしゃくりあげるのではなく大きくしゃくって沈むときに掛かるらしい。まあ人それぞれの釣り方があるようだ。横に扁平なものとしてタガメやワタリガニも作ったけど売れない。コレクションにするなら作るよ。

シンキングのゲンゴロウは流れの中でしゃくって流すの繰り返しで言いようだ。またなにか考え出してよ。

タヌキは当時のお馴染みさん達全員で笑っていたなあ。けどこのタヌキでブラックを数十匹上げたお馴染みさんがいたっけ。釣り方は煽って留めるだけだったらしい。ほかのお馴染みさんも真似したけど4匹がやっとだったらしい。
3月に入って渓流の解禁があちこちで実施されている。釣れたという報告がひっきりなしに入ってくる。それと同時にお馴染みさん達からマイナーチェンジもはいってくる。忙しいけどマイペース。でないと体がもたねーーー。今日マンションの清掃作業の帰りに玉川上水の側道にいつもは篠竹が生い茂ってる場所が綺麗に開けてた。そしてそこにはノカンゾウの新芽がいくつも出ていた。写真を撮っているとボランティアの方が来て整備したと聞いた。大変なんだ。お疲れ様です。ゴールデンウイークの頃には緑で埋め尽くされる。そして花が咲くころにはアユ解禁となる。釣り人が活発に動く時期でもある。待ち遠しい。

上野原に夕方4時に監察を購入して川に入ったが2人ともノーバイト。まあこれからだで家路についた。ブログとTwitterの書き込みのためパソコンのスイッチを入れようとしたら画用紙で「じいちゃん都立合格したよ」とメモ書きがあった。一瞬膝の力が抜けて座り込んだ。試験までプレッシャーをかけないようにいていたがやはり合格するまでは自分のことのように不安だった。メールで充分だったのにわざわざメモを書きに来てくれた。涙が止まらなかった。12年前共働きの親から預かった。それがもう高校生になろうとしている。かみさんが言った。いつまでたってもじいちゃん、じいちゃんだよ。いいなー。そしてあと2年もすれば中1の孫娘の番だ。その1年後には上の孫が大学か。そしてまたその2年後には下の孫娘が大学か。何回ひやひやすればいいんだろう。何回でもいいや。そしてこのこたちがひ孫を連れてくるまで元気でいるんだ。

メモ書き

お馴染みさんがルアー竿のグリップだけ作ってくれって。俺が作れば料金が発生するぞ。それより組み合わせだから自分で作りな。リールシートの内径だけは15ミリと決まっているからそれに合ったものを見つけな。微妙なところは削るようにしたほうがいい。ボール盤を使ってキリで穴をあけるのは素人では危険だ。長さはノコギリで調節するように。切ったところはヤスリで荒い順から磨いていく。あとは30分硬化の接着剤を付けて組み立て。接着剤が硬化したらクリアー塗装。師匠竹にシミがいっぱいあるね。それはな、シミと取るか紋様と取るか人それぞれだ。シミと言って削っても相当削らないと消えないよ。だから紋様として扱ったほうがいいと思うよ。そのほうが自分独自のものが作れるだろう。世界に一つしかないものだ。お馴染みさん、ああそうか。

グリップの後方部分。

グリップの先端部分

リールシートの部分。
昨日清掃作業に行ってるマンションの住人さんから和ダンスの処理を頼まれた。見たら広島県の有名な場所で作られたものだ。桐の厚さだけでも15ミリある。聞くところによると当時20数万円したらしい。2棹で50万円もしたらしい。住人さんは女性でしかも独身。でも84歳でしゃくしゃくとしている。いつまでも元気でいてほしい。少しでもお金にしようとしてあちこち高く買ってくれるところを探していたがどこに行っても1500円止まり。ハードオフによるとタンスは余っているのと和ダンスは買い手がつかないらしい。住人さんにその旨を伝えると持ってってもらっただけで充分ということなのでルアーとウキに変身しようと思う。そう言えば和服着ている人少なくなったなあ。

幅1メートル