店長日記

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疲れた。おなじみさんに言ってみたら、なんだと、コノヤローで終わり。
彼が持ってきたのは桑の木の無垢。これでエビ型の餌木(和製ルアー)を作ってくれ。そしてカンナ(イカをかける針)を上だけにしてくれ。下にカンナがなければ
根掛がりの心配は半減するがどうやって作るんだよ。 何とか考えろだって。それに
塗装はなし。何で桑なんだと聞くと、隣にいた釣り人がアオリイカを次々と上げていた。聞いてみると桑の餌木を見せててくれたらしい。やってみるか、サッと疲れが吹き飛んだ瞬間だった。

土曜の夕方までに頼むよー。1日半かよ。
追 おなじみさん曰く。イカはなんにでも飛びつくよ。だって見せてもらった餌木と言ったらおよそ売り物にはなるような形ではなかったらしい。
大自然のフィールドで2匹を釣り上げた。

伊東松川湖。管理釣り場ではない大自然の釣り場。朝4時から7時夕方4時から日没まで約5時間の釣りだったが2匹釣れた。1匹は白っぽいニジマスもう1匹ニゴイ。かみさんの感激は半端ではなかった。管理釣り場っだったら30~40匹はつっていただろう。松川湖は自分でポイントを決め魚のいそうなところにキャスティングしなければならないから。それが大自然の掟だからね。釣れなければ自然の勝ち、自分のデータ不足、釣れたら自分の選択が自然に勝ったというか、とかなとかテスターのかみさんがつぶやくようにいっていた。使ったルアーは俺が選んだんじゃなくて自分で選んでいたみたい。30年前、当時カラーリング(透かし塗という下地が見える塗り方)していたころに作った13グラム級フローティングだったが2か所のフックはトリプルでしかもカエシのあるフックに変えてやがってギリギリ浮いている程度。ルアーがいいのか時合がいいのかわからないがヒットカラーは2匹ともブルー。かみさん曰く、フックはシングルのカエシなしのほうがいいね外しやすいだって。シングルバーブレスっていうんだよーーー。本命のカサゴ、ムラソイは疲れて中止。休憩中破竹の林の中に1メートル程のタケノコが転がっていた。猪か鹿が食い残したものだ。これがまたうまい。彼らはうまいもの以外食すことはない。倒れたもののうち5本拾って持ってきた。真竹と違って茹でるだけでアクぬきはいらない。今晩作ってみる残りは小分けにして冷凍しておけばいつでも食べられる。破竹林のわきに、ヒメワラビが群生していた。動物たちはこの植物を胃、腸の調整をするために食しているのだろうか、とにかく苦いよ。

一旦街に出て馴染みの干物屋さん星野さんによって干物を買った。
ここの親父さんと息子さんにテスターを頼んでいる。

午後7時早く出発したいのに電話、来店、中には竹竿の火入れしてくれ。火入れくらい自分でやれよと言ったら、折れたら怖いからだってさ。竹は常温で矯正すると折れることがあるが自分で矯正するにはドライヤーでちょっと熱くなる程度に温めればなおせる。実際に直してあげたらサンキューだってさ。明日多摩川の是政に本流ヤマメを狙いに行くんだってさ。先々週小雨の中40センチ超をあげたんだって。ほんとかよ
、ほんとらしい。昭和40年東横線から見る多摩川は生活排水によって泡だらけだった俺も公害管理士水質第2種の資格を持っているが当時は環境よりも経済を優先していたみたいに思えた。その後徐々に下水処理場が建設され日本中の河川がきれいになっていった。夢みたいだ。さあ行ってくる。収穫があったら明か、明後日報告するよ。
追 今日は写真なし。
3日午後7時我が家出発夜食と翌朝のおにぎりとおかずを作る(俺が作るんだけどね)。午後10時には伊東に着く予定。軽ワゴンの荷台を改良してコンパネを敷きさらにマットを敷き簡易ベッド。仮眠をして朝5時起床釣り開始。潮次第で松川湖も試す予定。



どれを試そうか?
3,4,5連休取れたよ。どっか連れてけ。かみさんがニコニコしながら帰ってきた。
納品、集金を兼ねて伊豆方面に行くか。3日の夜出て4日の夜中に帰ってくれば、渋滞に巻き込まれることはないだろう。ターゲットはカサゴ、ムラソイ。 さて、なにを持っていこうかな。
アクアマウス
アクアマウス。日本語読みでは水ネズミというのかな、命名した俺も分からない。
のりでつけてしまったんだろうなー。浮三のルアーは実在の生物の形を表現したものがほとんど。ただ唯一架空の生物がアクアマウス(写真)である。30年程前おなじみさんがリップがあるとガサバるので前面をリップ代わりに斜めにカットしてくれと頼まれた。形状も単純で安価でできることから数個持たせた。まだケイタイも普及していなかった頃なので家の電話にかかってきた通話は、慌てたような話し方だった。
動きがS字を描くような蛇行で多数の魚がルアーに反応してきた。入れ掛かりにはならなかったもののかなり楽しめたようだった。その後忘れかけていたが在庫整理をしているときに偶然出てきたのでかみさんにその話をしたら使ってみたいというのでテストもかねてリバースポット早戸に行ってみた。その結果夕方ではあるがしばし入れ掛かりになった。これは売ろうと辛口のかみさんが乗り気のなった。翌日おなじみさんに販売の許可をもらいに行ったところOKが出たのでサイトに乗せる。
アクアマウス
アクアマウス。日本語読みでは水ネズミというのかな、命名した俺も分からない。
のりでつけてしまったんだろうなー。浮三のルアーは実在の生物の形を表現したものがほとんど。ただ唯一架空の生物がアクアマウス(写真)である。30年程前おなじみさんがリップがあるとガサバるので前面をリップ代わりに斜めにカットしてくれと頼まれた。形状も単純で安価でできることから数個持たせた。まだケイタイも普及していなかった頃なので家の電話にかかってきた通話は、慌てたような話し方だった。
動きがS字を描くような蛇行で多数の魚がルアーに反応してきた。入れ掛かりにはならなかったもののかなり楽しめたようだった。その後忘れかけていたが在庫整理をしているときに偶然出てきたのでかみさんにその話をしたら使ってみたいというのでテストもかねてリバースポット早戸に行ってみた。その結果夕方ではあるがしばし入れ掛かりになった。これは売ろうと辛口のかみさんが乗り気のなった。翌日おなじみさんに販売の許可をもらいに行ったところOKが出たのでサイトに乗せる。
旧タヌキの在庫が少なくなってきたので試しに削ってみた。上面を焦がしにしてみた。どうだろうかな。

知り合いの女性から釣りを教えてと言われ、女性の娘さんと3人でリバースポット早戸に行った。マイクロプラグを使うのでフライロッドをつかわせた。まあ2,3匹釣れればと思っていたがなんと入れ掛かり、2人とも60センチ級を掛けたがお母さんはバラシ、娘さんは俺がランディング、なんと55センチ、ご機嫌。その後3回ほど一緒に行ったが同じく入れ掛かり。はまってしまたようだ。 ばあばにもお裾分けしたみたい。孫が釣った魚に微笑んでたみたい。アユ解禁の話をうっかりしてしまたら、なんと連れてけ。さすがにアユ釣りで2人の指導は無理。 山梨県上野原なので地元のじいちゃんたちに頼むかな。

徳之島の友人から前触れもなくいきなり夜行貝が送られてきた。スプーン型のものを3個プラグに夜行貝の粉をちりばめたものを3個。プラグの重さは20グラム、30グラム40グラムでリップ付き、フローティングだってさ。どうやって作るんじゃい。
以前この友人には05グラム位のプラグを送ったことがあった。徳之島のタイドプールでスズメダイなどを釣るんだって。スズメダイといったって15センチくらいあるみたい。この刺身がうまいらしいよ。今徳之島ではカスミアジが釣れてるみたい。防波堤から釣れるんで、うらやましーーーーー。さてCADでデザインしてみるか。

直射日光や湿気を避けるため材料発注部屋の中で保管。俺は土間に断熱材を敷いて寝ている。材料が大事。

お客さんの持ってきた木材
これは何? これはお客さんの持ってきた家具の一部。お客さん曰く、これでルアー
何個か作っといて、だって カンナで表面を出すと欅(けやき)だった。値段の交渉をしてお客さんに帰ってもらった。こりゃ難しいでも仕上げたらきれいだろうなー。
本来浮三(うきざ)は、オーダーメイドが主流。もう47年間5000種類くらい作ってきたかなー。思えばお客さんからの無理難題を受け入れてきたなー。
マイクロプラグ
浮三(ウキザ)のマイクロプラグとは一円玉の大きさ以内に収めたものを称する。
これは全部木曾ヒノキ。


かみさんは、フライロッド操ってたのしんでいる。毛ばりじゃないよプラグだよ。
35年前のタヌキのプラグ
35年前娘がタヌキのストラップを作ってと言われ、それを見たお客さんからプラグにしてくれと頼まれて作ったところかなりの数が売れた。あまり興味がなかったが今頃になって復活してきた。在庫は200個ぐらいのこっているのでちかじか売り出すつもり。多分再生産になると思うので以前のはカラーリングだったが新規は焦がしにしてみよう。乞うご期待。

竹竿のテスト
かみさんに頼んで篠竹のテストをリバースポット早戸でしてもらった。