店長日記

1018

昼にテスト釣行でメバル釣りに行こうとショートメッセージが来た。大急ぎで帰ってきて準備をしていた。幸い北風なので夜8時頃になればやむと思ったのでマグロの柵を買って握りずしを作っておいた。5時には帰ってきて6時に出ればいいと思っていたが、帰ってきたのは午後8時だった。人がいなくて注文が大量に入っちゃったんだ。ごめん。いやいや、何があっても仕事優先。会社が頼ってくれるんだからありがたいでしょ。今日は無理だね。無理しないで明日近いところに行こうということになった。さてどこにするか。確認のためのリバースポット早戸、朝霞ガーデン、横浜本牧釣り施設、三崎港、ちょっと無理して木更津のハゼ(マイクロプラグ)。明日の朝決めてもいいよ。今朝玉川上水の側道でモグラの堀山があった。場所はしんおがわばしから50メートルほど下流。

まだ山が動いていた。

俺が大勢で(5~10人)釣り行くときなぜ釣りをしないで見ているのか。何度も聞かれる。そりゃあハゼ、アユ,アジ、ワタリガニなどが食べたくなったら釣りをするさ。釣りは俺にとっては楽しみじゃねえ。仕事なんだ。例えば俺を除いて5人で行った場合5人に同じプラグを付けて釣りしてもらい5人が釣れればOK。4人でもOK。3人じゃあダメ。そしてアイの位置、フックの大きさ、振動のしかたいろいろメモする。

例えば先週水曜日にリバースポット早戸にテストに行ったとき羽根つきプラグに付けたフックのハリスが5ミリ長かったんだ。

5ミリという僅かな長さなんだけど数釣りに大きな差が出てしまうんだな。売ってしまった時にはたしてお客さんが修正できるかと言えばできない人がほとんどでリピーターはいなくなってしまうだろう。一度悪評を付けたら挽回するまでかなりの時間がかかる。それに俺が釣りをしてしまった場合どうしても自分の主観が入ってしまう。そのためにも釣りをしないで見て回っているのさ。でも、結構いろいろな知識を吸収できるよ。
さて、羽根つきプラグの本体をどう削るか。04Φで中心に穴をあけて片方から0.6Φのロット棒を途中まで差し込んで瞬間接着剤でとめる。そして削った後引っこ抜けば片方0.6Φのあな、反対は0.4Φの穴になるそしてあなに塗料を流し込むか。結構難しい加工になるなあ。

でもこれで釣り人はフックをその都度固定する手間ははぶけるわけだ。もう一度リバースポット早戸に行くようだな。色々思考を巡らせていると中一の孫娘が友達二人を連れてケーキ作りにやって来た。イングリッシュキャン スピーキング ア リトルと言ったら、ア リトルみんなそう答えた。あーよかった。きゃあきゃあ言いながらケーキ作りが始まった。わーーー。失敗した。そんな声がしたら、これじいちゃんに食べさせようだって。持ってきたものを見たら香ばしいし食べたらうまい。何したのって聞いたら、バターを焦がしてしまったらしい。うまいよって言ったら、次もバターを焦がしてた。孫娘は、じいちゃんこれママが貼っとけってさ。

そうかありがとうって言っといて。そうだなあこの年になったんだなあ忘れてた。
師匠(いつも言うけどあだ名だよ)って言うけど尊敬するやつ誰もいねーーー。ビュウティフルって言ってくれるの基地のお馴染み外人さん達だけだよ。彼ら曰く。アメリカで売りなよ絶対売れるよ。モニターとして厚木基地の仲間たちにも広めてくれているようだ。製造が間に合わねーよ。種類を少なくしてそれでも間に合わなければ待たせばいいよ。みっちゃんのルアーならみんな飛びつくよ。こんなのアメリカにないから。昨日外人さん達と話をしていたらお馴染みさんが来て小さな茶だんすのようなものを持ってきて、師匠これで羽根つきプラグ作ってって言って来た。桐かあ。パローニア(桐)って言ったら外人さん達、俺が貰うって言うので通訳しなくてもお馴染みさん解ったみたい。桐ならあるから上げろって言ったらそれも外人さん達には解ったみたいでお馴染みさんとハグしてた。ただ、みっちゃんのよりよくできてるなだって。こういう細工物がアメリカにはないんだろうな。今日Twitterを書いてしばらくしたら別のお馴染みさんから電話が来て、こんな図面Twitterに出したら真似されちゃうじゃないかって言ってきてくれた。承知で出したんだ。今業界は昔のような活気がない。もしこんな図面でも役に立てば釣り人が増えるかもしれない。図面を送ってくれた彼には了解取ってるよ。先ずは釣り人を増やすこと。心配ありがとう。

桐の茶だんすみたいなもの。

好きと嫌いに関わらず仕事はしなければならない。タナゴ。2センチを上限にミクロン刻みで測定する。そして少しでも小さいほうがいわゆる横綱に近ずく。普通の釣りとは全く正反対。ハリを研いでくれと来る。最初は1000番の砥石で粗削りして2000,4000番と細かくしていく。砥ぎ料だけで1本2000円くらいになるから5本で10000円になる。俺はそんなに取らないが、500円は要求する。ほんとに贅沢な釣りだねえ。今は限られたところにしかいなくなってしまったが、東武東上線成増駅周辺にもいくらでもいた。昭和30年頃かな。池袋にだって水田があったからな。あれから65年。自宅にいて世界中の人と話ができるなんて誰が想像しただろう。当時を知る人もだんだん少なくなってきている。いつの時代も波に乗れる人とそうでない人の差は出てくるな。将来格差が出ないことを望む。

こんな小さなウキにもイニシャルは入っている。

みっちゃん、オラー、グラシアス、ポア、ロ、デ、アジエ。(昨日はありがとう)マリオ?. シー(そうだよ)クアント、ペセス.(何匹だ). シエテ.(7匹)ビエン(良かったな).ムーチャスグラッシアス(有難うございます)朝からスペイン語で電話が入ってきた。マリオ、お前日本語話せるだろ。へへへへへ。みちゃんだってスペイン語うまいじゃん。南米系のアメリカ人だ。ケン(ケンネス)は?。同じだよ。何使った?。赤い目だよ。そうか釣れたか。ありがとうな。返しに行こうかなと思ってるんだけど。よく言うよ。じゃあ返しに来い。やだ。いつもこんなちょうしで付き合ってる。もし、アメリカで売るようになったら協力するよっていつも言ってくれてる。そんな日が来るといいなあ。 

正午にリバースポット早戸に来たら横田基地のお馴染み外人さんが2人いた。did you catch? みっちゃんルアー持って来た?。車に入ってるよ。ガサゴソ探してた。適当なものを持って行ったみたい。かみさんの用意をしていると、2人の外人さんが騒いでる。2りとも40センチ級を釣り上げたらしい。飛び跳ねているので親指を立てて合図した。5分ぐらいするとまた騒いでる。入れ掛かりらしい。少しおとなしく釣れやっていっても朝から釣れなかったらしいから嬉しかったんだろうな。こちらじゃあかみさん5秒でヒット。ハリスが0.6号なので無理できない。結構引く30分位かかった。上がってきたのは40センチ級。その後10匹を加えて1時間で11匹。1時間30匹まではいかなかったが。課題のハリが外れることはなかった。これなら初心者でも出来る。OKが出た。身内が審査員でも緊張するもんだなあ。

やっとネットイン。そこから30分で10匹。食い渋りに中注目の的だった。外人さん達が羽根つきプラグをテストするからと言って何個か持って行った。帰りにかみさんハグされてた。喜んでた。また店に来てねだって。

順調にキャッチ

ハリの固定に時間がかかることが引っかかって、かみさん販売には消極的だった。作業場ではハリスにコブを作り固定できたのでOKが出た。実際の釣りで1時間に30匹釣れれば販売OKになる。やはりバイトがあるたんびにハリの固定をしてたのでは時間がかかるもし大会に出ていようもんなら他に差を付けられること明らかだ。簡素化しなければ初心者は買ってはくれないベテランに関しては疑問を持つだろう。やはり作っている本人にはなかなか気が付かないものだ。ダメ出しがあてからの再テストというのは、かみさんのような身内でも緊張するもんだなあ。1時間に30匹か。かみさん次第だなあとにかく俺は掬いとトラブル対応に徹する。羽根つきプラグ群。

ハリス固定式

フライロッドの矯正

お馴染みさんとか俺の作品を使ってもらっている方達からTwitterだけでも早く書いてくれと言う要望がラインと電話、メッセージに入った。時間は夕方7時前なんて言うから、お前らとは違うんだ、かみさんが働いて腹空かして帰ってくるから飯の支度もしなきゃあなんねーのって言っといたが、遅くなると飲んで寝てしまうんだって。そうか一理あるなー。更に、もっと釣った話を書けって言うから、俺の仕事は釣りをすることじゃなくて釣り人の要望に応えることが仕事なの釣れないものは釣れない。俺が釣れなくったって状況で解るだろう。なんだかんだで1時間位無駄にした。夕飯の支度もあるし細かい仕事もしなくてはならないのに全くモー。と思いながらも書き込みを待っていてくれるのは嬉しかった。出来るだけ要望に沿うようにしよう。結局終わる時間は同じだし。この場を借りて了解。今朝は寒かった。霜柱が5センチ位あったよ。だけどヒートテックと薄い作業着1枚だけ。自転車で45分走ると今朝の低温でも仕事場に着くと汗がでてくる。書き込みの件だけど、できるだけ努力するよ。でも水曜日はテスト釣行なので何時になるか解らない。Wi-Fiのあるレストランなどで書き込むことも考える。

まだ確かめてないんだけど、伊豆方面の海水温下がったかなあ。これを待っている人たち大勢いるよな。自然だからどうしようもないけど、計画が立てられない。来週の水曜日もフライフィッシングでかみさんのダメ出しがあった羽根つきプラグのハリス固定式のテスト。やはりお客様には迷惑はかけられない。とか何とか言って結構迷惑かけちゃってるけどね。迷惑かかった人連絡くださーい。すぐ修理に行きまーす。日曜日だというのに誰も来なかった。家族サービスかな。

2回目の塗装終了。

羽根つきプラグの跳ねを付ける時のメガネ3種類。一本一本リボンの糸をほぐして付けていく。気が遠くなる。日をまたいでしまう。

中一の孫娘が頻繫にくるようになった。木を削ったり、彫刻刀で彫ったり好きなことをやって帰る。もしかして本当に後を継いでくれるのかなあとかみさんに言った。そうじゃないのただ寄ってみただけだよ。じいちゃんはくそ真面目過ぎるの。当時サラリーマンをやってて趣味で釣具を作ってればよかったのに辞めて独立しちゃたでしょ。確かに当時は正規のの仕事のほかに内職であったとしても許される時代じゃあなかったよ。でも趣味であれば許されたはずだよ。そのおかげで売り上げが出るまで10年位かかったじゃないの。貯金も底をつき私が働かなくてはならなかったでしょう。別に働くのがやだって言ってるのではないの。でも要領が悪かったねえ。今も変わらないけどね。だからあの子には趣味として教えてあげればいいでしょ。趣味だって10年、20年やってればベテランの域に達するよ。だからそこまで生きていないとね。ああそうか!!!。単純なことが解らない旦那のためにどれだけ苦労させられたか解ってよ。うーーーーーん。ごめんなさい。そうか。その手があったか!!!。噂をすれば影とやらで中一の孫娘が入ってきた。ういーっす。ココアある?茶だんすにあるから自分でいれなさい。かみさんに言われて、へーーーい。コレコレって言われてた。じいちゃん!!!。こぼれたココアの粉舐めたらしょっぱかったんだけどナニコレ。かみさんが少し塩を入れると甘く感じるんだよ。家の水羊羹あまいでしょう。買ってきたアンコに砂糖じゃなくて少し塩を入れてるだけだよ。それよりココアの袋の後ろを見て見な。ほんとだ食塩って書いてある。

裏を見て

かみさん殆どがずぼらなんだけど作った品物を売るとなると厳しい。人が変わってしまう。俺にとってはありがたい。どちらかというと俺のほうが納品する製品に関してはわりといい加減なところがある。頻繫ではないが一年に数回ある。その度にわざわざ出向いていく。いちいち来なくてもいいよと言われるがアジが釣れてないか見に行く。いくら釣りが下手でもサビキ釣り位できるのでおかずを釣りに行く。釣りたてのアジの刺身、タタキ、南蛮漬け、わーーー。よだれがでそーーー。
かみさん水曜日の釣りで50匹釣るはずだったらしい。フックの固定に時間がかかりすぎたらしい。昨日から作り始めて何とかここまで来た。

こんな小さくてもイニシャルは入っているよ。これをみんな完成させて来週の水曜日もフライフィッシングのテストだって。

この径の中に年輪が4~5本入っている。400年木曾ヒノキの外周から10センチ位の所までしか使えない。中に行けば行くほど1センチあたりの年輪の数は減ってくる。やはり小さいものを作る場合は年輪の数に気を配る。そのためにも木曾ヒノキでないとダメなんだ。
管付きハリだといちいちウレタンチューブの固定をしなおさなければならないので固定に時間はかかるし目の悪い人は食いがたっているときなんかイライラするよ。それにバラシが多い。昨日は俺も短時間ではあったが実際に釣りをした。バイトはあるしフッキングはするが手前に寄せてくる途中でバラシが多い。この調子なら私は4時間で50匹は釣ってるよ。なんと驚異的な数値だがかみさんなら可能だ。かみさんはテスターだ。以前からアドバイスをくれていた。忙しかったは理由にならない。無視していたわけでもないがハリの固定を実行しなかった俺が悪い。もしこの固定式のハリが評判いいならハリ自体が売れるでしょう。ハリは消耗品だし5~10本は使う。そうすれば手離れもいいし売り上げにもつながるよ。と言われた。夫婦間なので解ってるよ!!!と言ってしまいそうになったが自分で釣りをしてみてその不便さが分かったからありがとうと言った。これがかみさん以外のテスターだったらスムーズにありがとうが言えただろうなあ。でも今回は言えた。二人とも年を重ねてきたんだろうかな。かみさんだってクレームが来ないように必死でトラブルを見つけてくれている。夫婦間でやっとありがとうが言えるようになった。時間がかかりすぎたかなあ。

右がフック固定式やりずらい。左がハリス固定式でいちいちセットしなくていい。フック固定式はバラしてもフッキングごとにセットするからめんどくさいと思う。クレームが来ること確実。
リバースポット早戸に正午に着いた。打ち合わせを済ませ入漁券を買って空いてる所を探してかみさん初キャスト。3秒で1匹ゲット。

10匹釣るまで15分かからなかった。マイロッドの竹竿は耐久テストもかねてもう3年使ってる。やはり人工素材と違って軽くて釣れた魚を引き寄せるのにスムーズらしい。じいちゃんの作った竹竿使ったら他のは使えないらしい。やはり竹だとキャスティングの時の距離も伸びるらしい。初めて褒められた。かみさんの釣り方は上流から下流にキャストしてそのまま待っているだけ。大勢人のいる休日の管理釣り場では難しいがラインを5メートル位にしながらうまく釣っている。結果オーライだ。かみさん曰く。じいちゃんのプラグだから出来るんだって。また褒められた。ただフックをウレタンチュウブで固定しているだけなので釣れるごとに固定しなおさなければならないのでこれでは買ったお客さんからクレームが来るよと言われた。確かに大事なダメ出しだなあ。改良!!!。5メートル位の風の中かみさん29匹、俺2匹を釣り上げた。

午後4時半そろそろ暗くなってきた。

あと1匹あと1匹で真っ暗。音楽が鳴って終了。



明日次の仕事がなければ木更津沖堤にリベンジするはずだったが作った釣具を売ることが仕事なので1年ぶりにリバースポット早戸に行くことになった。なかなか私情は挟めない。フライロッドでマイクロプラグをキャストするようになって3年になるかみさん。かなりうまくなったが相変わらず自己流。でも、そのほうが色々なデータが取れて参考にはなる。従って釣れなければプラグが悪い、釣れば腕がいいとなる。いつものパターン。今回はカセットコンロとヤカンは持っていくのでコーヒー、カップラーメンは食べられる。俺が出前するんだけど楽しみにしているようだ。

俺の手だけど12個乗ってるよ。
シロギスルアーで釣るとなんていうの。でTwitterに載せたら返事をもらって報告忘れてしまった。結果から言うと海藻(マコモだと思う)が多くて出来なかった。もう15年位前愛媛県の松山に単身赴任していた頃休みの日に佐多岬半島にある塩成と言う港に釣りに行っていた。塩成なんて読むかわかる?。しおなしって言うんだって(パソコンでも変換できる)。話を戻して太平洋に面した小さな港でアジ、クロダイ、アオリイカ、サバ(40センチ)、シロギス、コチ、ヒラメ、メバル,根魚おおくの魚種が釣れた。なかでもシロギスは岸壁から5メートル位の所に30センチ位のが群れていた。5メートル位の振り出し竿でしかもウキ釣りで充分だった。でもシロギスなど釣る人はいなかった。当時はマンションの一室にボリビア人とパラグアイ人と3人で住んでいた。よくシロギスの天婦羅とアジのたたきを作ってあげた。彼らもまたパエリアを作ってくれた。言わば本場のパエリアだった。うまかった。いつかまた近いうちにかみさん連れて塩成に行って釣りをしてみたい。その時こそマイクロプラグでやってみたい。それから今日色塗りをしていると中一の孫娘がニコニコしながら入って来て、じいちゃん!ブログ見たよと言って、アクセサリー3点セット銀で作ってって言って来た。お金よこせと言ったら、べーーー。来年3月に発表会があるんだって。夜光貝じゃあダメなの。今の若い子はシルバーが人気なんだって。

ヤレヤレ。孫娘にゃあ勝てねーな。
師匠!!!。もう少し商売っ気出したらどうなの?。なにが?。だってさ、いつもブログTwitter見ても釣れない記事ばかりだろー。あーーー。そういやあそうだな。でも8月にはかみさんがアユ25匹位釣ったぞ。そういう問題じゃないの。師匠は天然かあ?。うーーーーーん可能性はあるな。のんきだなあ。奥さんに楽させてあげたら?。それは逆効果だろう。かみさん三日間何も仕事をしなかったら気が狂っちまうよ。だから俺が炊事、洗濯をしてかみさんが動きやすいようにしてるんだ。もう53年もこうしてきている。若いお馴染みさん。そうなんだ。そう言えばお孫さん2人も師匠が面倒見てたもんな。10年間預かったが楽しかったよ。まあ食う程度の売り上げはあるよ。心配してくれてありがとう。でも釣れないものは釣れないんだよ。1980年頃。バブルの真っ最中。各釣り具のメーカーもマスコミも挙って魚が釣れた映像ばかり映して釣り人の好奇心を煽ってた。1000万人強の釣り人は高価な釣り具を買いまくってた。現に俺の所にも竹で石鯛竿を作ってくれと言って30万円無造作に置いて行ったよ。今だに取りに来ねー。いまでは生きているかどうかも解らない。考えてもみろ1000万人はオーバーだがその10分の1にしたってその日の釣り人全員が1匹ずつクロダイを釣ったら100万匹の魚が日本からいなくなっちゃうんだぞ。10日もすれば日本の磯から魚はいなくなっちゃうよ。そんな時代を経験してるから正直に書いているんだ。現実行っても釣れないことが続き釣り人口は激減していった。激減したのはバブル崩壊にもよるけどな。これを取り戻すには正直にコツコツしていくしかないんだ。そんなに売り上げの有る職種じゃないのに大手釣り具メーカーは勘違いしたんじゃないかと思うんだ。まあ俺も噓は下手だし、いずれどこかでばれてしまうからな。

磯ウキやっと削り終えた。
3にんお馴染みさん達が来た。明日三浦半島の小磯に早速プラグで海タナゴを釣りに行くらしい。フライロッドはあるか?と言われた。カーボンロッドが2本とかみさんの竹竿が1本あと竹のテンカラ竿が2本あるよと言ったら全部借りていくよだってさ。本格的に釣れるとなったら6フィートのフライ竿10本注文だって。どのくらいかかるか聞かれたので月に2本くらいのペースだなあ。来年の春頃だなOK。そんなに魅力的なのか?と聞いたら。30年位前には三浦半島一帯は海タナゴ釣り師で埋め尽くされていたって。今でもマニアは結構いるらしい。師匠、奥さんとんでもない金星になるかもしれないぜだってさ。

在庫の引き出しから写真のような小さいものを3人で20個ばかり持って行った。話は変わって、今日マンション管理の仕事をしていると、おじさん、これどこに捨てるの?って住人の人が言って来た。これ!!!銀だよ。そうなの?。でもいらない。じゃあ貰ってもいい?。どうぞ。ヤッター。溶かして釣り具に使うんだ。そう、良かったね。

2個で500gあった。今は時価にして60000円くらいするんじゃないのかなあ。なんか住む世界が違うような気がした。プレートジグ、プラグのブレード、銀のスプーン色々思いを巡らせている。
じいちゃんお腹すいた。クラブ活動を終えた中1の孫娘が入ってきた。サーモンの握り寿司でいいか?。ヤッター。ママは何時頃帰ってくるの?7時くらいだって。だから夕飯は8時頃だと思うよ。だけどねえねが作ってくれていれば7時くらいかなあ。じゃあにぎりは小さいの4個ぐらいでいいね。今6時だから家に帰ればまた少し食べられるだろう。うん。ところでさあじいちゃん。なあに。あたしが貰った夜光貝の三点セットいくら位するの?。あげてねよー預けただけだよ。フンだ。返さねーよ。3点で2万円位かなあ。エンドユーザーまで行くにはその3倍くらいするんじゃないかなあ。

フーン。じいちゃんてすごいんだねえ。何が?皆欲しがってたよ。何処にも売ってないんだってさ。うーーーん。そうだろうな。夜光貝は硬くて加工がしずらい。その割には単価が安い。だから作る人がいなくなってしまうんだ。じゃあじいちゃんはどうして作ってるの?。卸屋さんと値段の取り決めをしてるからさ。卸屋さんは最低でも10組位買ってくれるけどね。でもメインはルアー関係だからね。そのあいまに作ってるからいくらも作れない。それじゃあ夜光貝に専念すれば。そうはいかない。こんどはルアーを売ってもらっている釣具屋さんからクレームが来るよ。じゃあ、あたしがどちらかやろうかなあ。アルバイト程度ならいいけど本職はだめ。でもアルバイト的でもやるんなら技術は全部教えるけど。ヨッシャー。この技術を墓場まで持っていくつもりだったけど、わずかでも希望が芽生えてきたかなあ。
昨日木更津沖堤での出来事が頭にこびりついて今日の今まで離れない。かみさんが噓は言わないし俺も釣ったところは確認していた。このプラグで確かに手のひらに入ってしまう海タナゴを釣ったのだから

そして海タナゴ。

海タナゴは胃がないか小さいらしい(調べてないけど)。従って大食いはしない。マニアの間でも餌釣りをする場合は撒き餌を多くは撒かない。例えばアミコマセを撒く場合水分とオカラのようなものを少し混ぜて少量撒くのが常識みたいだ。付けエサもジャリメを1センチくらいにしてハリに付ける。であるから五円玉くらいのプラグなどには食いつくはずもないと思っていた。しかし実際には食ってる。宇宙関係、航空関係、地下関係、公害防止関係どれもみな中途半端ではあるが携わってきた。やはり昨日から今日にかけて技術者としての虫が騒ぎ出してきた!!!!!。海タナゴのルアーフィシング。多分あまりインパクトがないと思う。俺の自己満足で終わったほうがいいかな。