店長日記

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かみさん殆どがずぼらなんだけど作った品物を売るとなると厳しい。人が変わってしまう。俺にとってはありがたい。どちらかというと俺のほうが納品する製品に関してはわりといい加減なところがある。頻繫ではないが一年に数回ある。その度にわざわざ出向いていく。いちいち来なくてもいいよと言われるがアジが釣れてないか見に行く。いくら釣りが下手でもサビキ釣り位できるのでおかずを釣りに行く。釣りたてのアジの刺身、タタキ、南蛮漬け、わーーー。よだれがでそーーー。
かみさん水曜日の釣りで50匹釣るはずだったらしい。フックの固定に時間がかかりすぎたらしい。昨日から作り始めて何とかここまで来た。

こんな小さくてもイニシャルは入っているよ。これをみんな完成させて来週の水曜日もフライフィッシングのテストだって。

この径の中に年輪が4~5本入っている。400年木曾ヒノキの外周から10センチ位の所までしか使えない。中に行けば行くほど1センチあたりの年輪の数は減ってくる。やはり小さいものを作る場合は年輪の数に気を配る。そのためにも木曾ヒノキでないとダメなんだ。
管付きハリだといちいちウレタンチューブの固定をしなおさなければならないので固定に時間はかかるし目の悪い人は食いがたっているときなんかイライラするよ。それにバラシが多い。昨日は俺も短時間ではあったが実際に釣りをした。バイトはあるしフッキングはするが手前に寄せてくる途中でバラシが多い。この調子なら私は4時間で50匹は釣ってるよ。なんと驚異的な数値だがかみさんなら可能だ。かみさんはテスターだ。以前からアドバイスをくれていた。忙しかったは理由にならない。無視していたわけでもないがハリの固定を実行しなかった俺が悪い。もしこの固定式のハリが評判いいならハリ自体が売れるでしょう。ハリは消耗品だし5~10本は使う。そうすれば手離れもいいし売り上げにもつながるよ。と言われた。夫婦間なので解ってるよ!!!と言ってしまいそうになったが自分で釣りをしてみてその不便さが分かったからありがとうと言った。これがかみさん以外のテスターだったらスムーズにありがとうが言えただろうなあ。でも今回は言えた。二人とも年を重ねてきたんだろうかな。かみさんだってクレームが来ないように必死でトラブルを見つけてくれている。夫婦間でやっとありがとうが言えるようになった。時間がかかりすぎたかなあ。

右がフック固定式やりずらい。左がハリス固定式でいちいちセットしなくていい。フック固定式はバラしてもフッキングごとにセットするからめんどくさいと思う。クレームが来ること確実。
リバースポット早戸に正午に着いた。打ち合わせを済ませ入漁券を買って空いてる所を探してかみさん初キャスト。3秒で1匹ゲット。

10匹釣るまで15分かからなかった。マイロッドの竹竿は耐久テストもかねてもう3年使ってる。やはり人工素材と違って軽くて釣れた魚を引き寄せるのにスムーズらしい。じいちゃんの作った竹竿使ったら他のは使えないらしい。やはり竹だとキャスティングの時の距離も伸びるらしい。初めて褒められた。かみさんの釣り方は上流から下流にキャストしてそのまま待っているだけ。大勢人のいる休日の管理釣り場では難しいがラインを5メートル位にしながらうまく釣っている。結果オーライだ。かみさん曰く。じいちゃんのプラグだから出来るんだって。また褒められた。ただフックをウレタンチュウブで固定しているだけなので釣れるごとに固定しなおさなければならないのでこれでは買ったお客さんからクレームが来るよと言われた。確かに大事なダメ出しだなあ。改良!!!。5メートル位の風の中かみさん29匹、俺2匹を釣り上げた。

午後4時半そろそろ暗くなってきた。

あと1匹あと1匹で真っ暗。音楽が鳴って終了。



明日次の仕事がなければ木更津沖堤にリベンジするはずだったが作った釣具を売ることが仕事なので1年ぶりにリバースポット早戸に行くことになった。なかなか私情は挟めない。フライロッドでマイクロプラグをキャストするようになって3年になるかみさん。かなりうまくなったが相変わらず自己流。でも、そのほうが色々なデータが取れて参考にはなる。従って釣れなければプラグが悪い、釣れば腕がいいとなる。いつものパターン。今回はカセットコンロとヤカンは持っていくのでコーヒー、カップラーメンは食べられる。俺が出前するんだけど楽しみにしているようだ。

俺の手だけど12個乗ってるよ。
シロギスルアーで釣るとなんていうの。でTwitterに載せたら返事をもらって報告忘れてしまった。結果から言うと海藻(マコモだと思う)が多くて出来なかった。もう15年位前愛媛県の松山に単身赴任していた頃休みの日に佐多岬半島にある塩成と言う港に釣りに行っていた。塩成なんて読むかわかる?。しおなしって言うんだって(パソコンでも変換できる)。話を戻して太平洋に面した小さな港でアジ、クロダイ、アオリイカ、サバ(40センチ)、シロギス、コチ、ヒラメ、メバル,根魚おおくの魚種が釣れた。なかでもシロギスは岸壁から5メートル位の所に30センチ位のが群れていた。5メートル位の振り出し竿でしかもウキ釣りで充分だった。でもシロギスなど釣る人はいなかった。当時はマンションの一室にボリビア人とパラグアイ人と3人で住んでいた。よくシロギスの天婦羅とアジのたたきを作ってあげた。彼らもまたパエリアを作ってくれた。言わば本場のパエリアだった。うまかった。いつかまた近いうちにかみさん連れて塩成に行って釣りをしてみたい。その時こそマイクロプラグでやってみたい。それから今日色塗りをしていると中一の孫娘がニコニコしながら入って来て、じいちゃん!ブログ見たよと言って、アクセサリー3点セット銀で作ってって言って来た。お金よこせと言ったら、べーーー。来年3月に発表会があるんだって。夜光貝じゃあダメなの。今の若い子はシルバーが人気なんだって。

ヤレヤレ。孫娘にゃあ勝てねーな。
師匠!!!。もう少し商売っ気出したらどうなの?。なにが?。だってさ、いつもブログTwitter見ても釣れない記事ばかりだろー。あーーー。そういやあそうだな。でも8月にはかみさんがアユ25匹位釣ったぞ。そういう問題じゃないの。師匠は天然かあ?。うーーーーーん可能性はあるな。のんきだなあ。奥さんに楽させてあげたら?。それは逆効果だろう。かみさん三日間何も仕事をしなかったら気が狂っちまうよ。だから俺が炊事、洗濯をしてかみさんが動きやすいようにしてるんだ。もう53年もこうしてきている。若いお馴染みさん。そうなんだ。そう言えばお孫さん2人も師匠が面倒見てたもんな。10年間預かったが楽しかったよ。まあ食う程度の売り上げはあるよ。心配してくれてありがとう。でも釣れないものは釣れないんだよ。1980年頃。バブルの真っ最中。各釣り具のメーカーもマスコミも挙って魚が釣れた映像ばかり映して釣り人の好奇心を煽ってた。1000万人強の釣り人は高価な釣り具を買いまくってた。現に俺の所にも竹で石鯛竿を作ってくれと言って30万円無造作に置いて行ったよ。今だに取りに来ねー。いまでは生きているかどうかも解らない。考えてもみろ1000万人はオーバーだがその10分の1にしたってその日の釣り人全員が1匹ずつクロダイを釣ったら100万匹の魚が日本からいなくなっちゃうんだぞ。10日もすれば日本の磯から魚はいなくなっちゃうよ。そんな時代を経験してるから正直に書いているんだ。現実行っても釣れないことが続き釣り人口は激減していった。激減したのはバブル崩壊にもよるけどな。これを取り戻すには正直にコツコツしていくしかないんだ。そんなに売り上げの有る職種じゃないのに大手釣り具メーカーは勘違いしたんじゃないかと思うんだ。まあ俺も噓は下手だし、いずれどこかでばれてしまうからな。

磯ウキやっと削り終えた。
3にんお馴染みさん達が来た。明日三浦半島の小磯に早速プラグで海タナゴを釣りに行くらしい。フライロッドはあるか?と言われた。カーボンロッドが2本とかみさんの竹竿が1本あと竹のテンカラ竿が2本あるよと言ったら全部借りていくよだってさ。本格的に釣れるとなったら6フィートのフライ竿10本注文だって。どのくらいかかるか聞かれたので月に2本くらいのペースだなあ。来年の春頃だなOK。そんなに魅力的なのか?と聞いたら。30年位前には三浦半島一帯は海タナゴ釣り師で埋め尽くされていたって。今でもマニアは結構いるらしい。師匠、奥さんとんでもない金星になるかもしれないぜだってさ。

在庫の引き出しから写真のような小さいものを3人で20個ばかり持って行った。話は変わって、今日マンション管理の仕事をしていると、おじさん、これどこに捨てるの?って住人の人が言って来た。これ!!!銀だよ。そうなの?。でもいらない。じゃあ貰ってもいい?。どうぞ。ヤッター。溶かして釣り具に使うんだ。そう、良かったね。

2個で500gあった。今は時価にして60000円くらいするんじゃないのかなあ。なんか住む世界が違うような気がした。プレートジグ、プラグのブレード、銀のスプーン色々思いを巡らせている。
じいちゃんお腹すいた。クラブ活動を終えた中1の孫娘が入ってきた。サーモンの握り寿司でいいか?。ヤッター。ママは何時頃帰ってくるの?7時くらいだって。だから夕飯は8時頃だと思うよ。だけどねえねが作ってくれていれば7時くらいかなあ。じゃあにぎりは小さいの4個ぐらいでいいね。今6時だから家に帰ればまた少し食べられるだろう。うん。ところでさあじいちゃん。なあに。あたしが貰った夜光貝の三点セットいくら位するの?。あげてねよー預けただけだよ。フンだ。返さねーよ。3点で2万円位かなあ。エンドユーザーまで行くにはその3倍くらいするんじゃないかなあ。

フーン。じいちゃんてすごいんだねえ。何が?皆欲しがってたよ。何処にも売ってないんだってさ。うーーーん。そうだろうな。夜光貝は硬くて加工がしずらい。その割には単価が安い。だから作る人がいなくなってしまうんだ。じゃあじいちゃんはどうして作ってるの?。卸屋さんと値段の取り決めをしてるからさ。卸屋さんは最低でも10組位買ってくれるけどね。でもメインはルアー関係だからね。そのあいまに作ってるからいくらも作れない。それじゃあ夜光貝に専念すれば。そうはいかない。こんどはルアーを売ってもらっている釣具屋さんからクレームが来るよ。じゃあ、あたしがどちらかやろうかなあ。アルバイト程度ならいいけど本職はだめ。でもアルバイト的でもやるんなら技術は全部教えるけど。ヨッシャー。この技術を墓場まで持っていくつもりだったけど、わずかでも希望が芽生えてきたかなあ。
昨日木更津沖堤での出来事が頭にこびりついて今日の今まで離れない。かみさんが噓は言わないし俺も釣ったところは確認していた。このプラグで確かに手のひらに入ってしまう海タナゴを釣ったのだから

そして海タナゴ。

海タナゴは胃がないか小さいらしい(調べてないけど)。従って大食いはしない。マニアの間でも餌釣りをする場合は撒き餌を多くは撒かない。例えばアミコマセを撒く場合水分とオカラのようなものを少し混ぜて少量撒くのが常識みたいだ。付けエサもジャリメを1センチくらいにしてハリに付ける。であるから五円玉くらいのプラグなどには食いつくはずもないと思っていた。しかし実際には食ってる。宇宙関係、航空関係、地下関係、公害防止関係どれもみな中途半端ではあるが携わってきた。やはり昨日から今日にかけて技術者としての虫が騒ぎ出してきた!!!!!。海タナゴのルアーフィシング。多分あまりインパクトがないと思う。俺の自己満足で終わったほうがいいかな。
外環道三郷あたりでノロノロ9時50分木更津に着いた。すぐに乗船手続きをして船に乗り10時半釣り開始。いきなりかみさんがじいちゃんカサゴが釣れた。おーーー。ああそれはカサゴじゃなくてムラソイ。えーーー。どうしてわかるの?。それはちょっとメバルみたいに目が大きいだろ、口も大きいだろ。似てるけどカサゴじゃないよ。

じいちゃんこれなあに。えええ!それルアーで釣ったの?。海タナゴ。どうやって釣ったの?。ヘチの所にいっぱいいるので下からのそーっと巻いてきた。うーーーーーん偶然だと思うけど考えて見る必要性はあるなあ。結局ムラソイ2匹、アイナメ1匹、海タナゴ1匹、コノシロすれ1匹で終了。船が来る直前までキャストしていたらジイイイイイーーー。ラインが出ていく。8ポンドのラインが最後まで持っていかれ、プツンとなった。そばにいた人がフォローしてくれたが遅かった。大物痛恨のバラシ。80センチはあったんじゃないか。それを聞いても何があったか解ってない様子。周りの人に説明されて、うわーーー。人目もはばからず泣いてた。

今日の釣果。

帰り船。

作戦を立て直してまた来よう。
明日は木更津沖堤にテスト釣行。最低限何を持っていこうか思案していると、じいちゃん!!!。これ持って行こ。と出してきたのがカセットコンロとヤカン。普段何も言わないんだけどさすがに意見してやった。海のど真ん中に行くの。管理釣り場じゃあないんだよ。何かあった時すぐ逃げられるようにこじんまりと荷物をまとめておくの。何かあった時て???。自然災害の突風、津波、船舶の操船ミスによる堤防への乗り上げ(昭和41年横浜堤で経験)などだよ。ジェット天秤は忘れないようにね。先端にマイクロプラグを付けて引いてくるから。シロギスだ。スキップマウスのトップは青物、潜るやつはスズキかな。ワームもアジが来るかもね。4個連の小さいプラグも忘れずに。玉網は忘れないように。えーーー。そんなの釣れるのーーー。そんなこと言ったって結構自分でもサプライズあっただろーーー。そうだね。うちのかみさんはじめテスターたちは皆天然で大胆。附いて行くじゃなくて引っ張って行くのが大変。でも年取る暇もないからいいことかな?。来週はリバースポット早戸にマイクロプラグを使ってフライフィッシングだーーーって言ったら,ヤッター。河原でお湯を沸かしてコーヒーと赤いきつねを食べるんのが楽しみらしい。家でも出来るんだけどなんかちがうらしい。俺が作って河原まで持っていくんだけどね。

来週リバースポット早戸に持っていくヤカンとコンロ。マイクロプラグは木更津から帰って来てから作る。
上物や根魚のテストを兼ねて木更津沖堤に行く予定でいたがマイクロプラグの納品の催促が来てしまったのとかみさんの仕事が人手不足で残業せざるを得なくなったのでかなりの予定変更をせざるを得なくなってしまった。ま、毎度のことだけどお客さん優先だし。俺は明日、明後日と休みを取っているが木更津行った翌日は出勤なのでかみさんが心配してマイクロプラグの仕上げを優先して遠出はしない方がいいかもね。でも木更津でスズキや青物釣ってみたいしーーー。切削時間、塗装時間を考えて明日決める。
高海水温が続いているようなので水曜日に木更津沖堤に青物のテストをやりにいこうと思ってる。朝一番なので6日の夜に出かける。車の中での宿泊はきついので一晩中チェックイン出来るキラキラのホテルに素泊まり。木更津沖堤は初めてなのでどこで何が釣れるか解らない。それもテストのうちだから。かみさんのトイレが心配したけど船にあるらしく送り迎えの時に使えるらしい。一応アオイソメも持っていく予定。シロギスの天ぷら食べたい。ところでかみさんがシロギスルアーで釣れないかなあだって。シンキングのマイクロプラグ持っていくかなあ。

シロギスルアーで釣るのっていいかもしれない。

いろいろテストしたいが魚が釣れればあれ変えこれ変え出来るんだがなあ。作ったもののテストは難しい。我美女軍団がいてくれれば心強いんだが。
今年に入ってから2人の同期を失った。一人は脳梗塞で1月に倒れ6月で永眠。大学時代からの友人で53年続いてた。もう一人は近所のお馴染みさんで暫く店に顔を出さなかったが遠くの別のお馴染みさんから連絡があり亡くなったんじゃないかと知らせを受けて分かったんだが同じく6月の頭に心筋梗塞で倒れて6月の末には亡くなっていた。二人ともどこが悪いというわけでもないのに急に倒れてしまったらしい。かみさんやお馴染みさん達から仕事を減らせと言われるが確かにその通りだ。やはり長距離の納品やテストは電車と宅配便でする。体調は血糖値だけが飛び出ているが隣の先生に言われたような食事のとり方をしている。間食は絶対ダメだって。タンパク質は青物魚(カンズメでもいいらしい)と豚肉をバランスよくとるようにと言われている。74キロあった体重はこの食事療法だけで67キロをきるようになった。食べる量は以前と変わっていないがパンはやめた。今日清掃作業の帰り道小平の青木園で採れたてのブロッコリー2個を買って来た。

今晩茹でて食べる。かみさんは労働が激しいので豚肉類をおおくしている。以前作っていた水羊羹は食べすぎるので80円の大福を二人で半分ずつ食べている。二人とも酒は飲まない。二人とも毎年健康診断は欠かさない。あと大事なことだがたいしてないが相続は家(土地)が孫娘まで残るように話はしてある。大黒柱でもないが相続が一番厄介だ。
出来るだけ早く注文ください。というけれど皆さん間際にならないと注文くれない。何から何まで一人でやっているから注文は半年前からにしてくださいと。それでも間際に来る。特に今年から冬でも出るようになったマイクロプラグ。一般にはドライフライのようなトップは冬には向かないとされてきたがうちの美女軍団(自分たちで言っている)たちがセオリーそっちのけでトップを使い続けた結果夏場よりも好成績を上げてしまったのでトップのマイクロプラグが冬場に定着してしまった。俺はありがたいが製造が間に合わない。あと2週間早ければ磯ウキに手を掛けずにマイクロプラグに取り掛かれたんだが。マイクロプラグのように径が18ミリ以下の製品に対しては表面速度が低いので削るのに結構時間がかかる。しかしながら去年テストしたのだから買い取るほうも定着していないんだろう。愚痴を言ってもしょうがないので残業で作るようにする。このうれしいい悲鳴も滅茶苦茶美女軍団テスター達のおかげかな。

材取り終了。残業と言っても毎日早出残業だけどね。セオリーをことごとく変えていく美女軍団。怖いもの知らず。世の中こういう事が技術革新につながっていくのかなあ。
11月28日のブログに書いた内容を確認したいという問い合わせが数件あった。1件は日本語がたどたどしい外国の人みたいだった。特許はあるのかと聞かれたので、ないと言ったら素晴らしいのになぜと言われた。私が技術者として働いていた55年前頃にはアンモニアガスの匂いを消すために硫酸のシャワーを通す装置がすでにあったから特許は取れませんと言ったら、俺の装置を見せてくれないかと言われた。俺が返事をしたのは隅から隅まで全部見てくださいと答えた。どこの国の人かしれないが今中国やインドなどでは空気中の汚れに悩まされているところがあるという。これからの未来を担う子供たちが喘息などで悩むことのないような未来を作ってほしい。そうなればどんな知恵も出す。電源がなければいくらでも考えはあるだろう。簡単な装置で効率もいいし、安価だ。国民が汚れた空気を吸うような国にはなってほしくない。かつて東京の多摩川は生活排水や工場排水によって死の川と呼ばれていた時期があった。しかし小さな努力の集まりによって今では毎年1千万匹を超えるアユが遡上してくる川になった。自然を汚したままの年月と同じだけ元に戻す時間はかかる。汚染された空気、水、大地の国のリーダーたちが一日も早く動いてはくれないだろうか。

全体写真。

シャワー。
久しぶりに休もうと思っていたらじいちゃん達の野球の練習に引っ張り出された。

1時に終わって家に帰ろうと思ったら今度はかみさんから電話。宝くじのチャンスセンターにいるからあと2時間位待つようなので迎えに来てもらってなんか食べようと言う。俺は食べたくねーよと思ったがすぐ出かけた。結果待ち合わせは高田馬場になった。駅前のガストで日替わりランチ2つを注文した。持ってきたのはロボットのウエイトレスだった。

ブログとTwitterに載せていいかを聞いたら快く許可してくれた。お客さんの姿が映らないように気配りをした。皆ニコニコしていた。食事代はかみさんが払ってくれた(当然)。レジは韓国の女性だった。まだ覚えていたハングルで日本にようこそと私の名前は~~ですと言ったらお上手ですねと褒めてくれた。ヤッター。店を出たら無茶苦茶お馴染みさんから電話。今河口湖にいるんだ。仕事だよ。夕まず目に磯の玉ウキ改造したやつを投げたら一発で来た。ブルーギルの大きいやつ。2投目は20センチのバスだった。仲間もかけたけどバラシが多かった。来週も仕事だから作っといてくれ。磯ウキとマユもいいんじゃねーだって。家に帰ってくると磯ウキを改良したプラグが置いてあった。無茶苦茶だけど発想力には助けられている。ありがとーーー。

磯ウキを作ってるが忙しいとは言っても注文は来てない。来るだろうと思って作っているだけなのでストップは可能だが一度ほかの作品に作業が移ってしまうと次に磯ウキを削ろうとすると手の感覚だけで削っているので微妙な形の変化が出てくる。だからウキに専念するから竹竿は作れないよってことになればいいのだが。無茶苦茶お馴染みさんとかわがままお馴染みさんなどがいておれの思うようには進まないのが現実。結局2.7メートルのへら竿と6フィートのフライ竿の2本を作ることになった。期限は今週土曜日まで。出来るわけねーだろって言ったら、かみさんがあたしのでよければ貸してあげるって言って来た。わがままお馴染みさん親指たてていた。管理釣り場に行くらしい。彼曰く竹竿でニジマス掛けて取り込むまでのスムーズさは人工素材の竿では味わえないらしい。そうかなあ。何じゃあ作ってる本人がわからねーのかよ。あのなあ俺は釣り師じゃねーの、釣り道具を作るほうだからお客さんに言われたモノを忠実に作るだけだから。へーそんなもんかあ。そりゃそうだろ自分の気に入ったものを作っていたら何本もできないし商売にならねー。なるほどだって。だけどいつもいつも気に入ったもの作ってくれるよなあ。そりゃあありがとう。最高の誉め言葉だなあ。たまにゃあいいこと言ってくれるなあ。

フライロッドはOKでヘラ竿はガイドがないから土曜日までにはできるだろう。そうだ明日は休みだあ。かみさんに一万円あげた。いつも一生懸命協力してくれているので。宝くじ買いに行くんだって。去年一万円買って一万三千円当たった。どんちゃん騒ぎをした。結局二万円の足が出たが初めて当たったのがよほど嬉しかったようだ。
無茶苦茶お馴染みさんが師匠んとこ切粉が全然ないね。大きな空気清浄機使ってるの?。見てみろよ。そんなのどこにある。だって水の音がしてるけど。削るときにこれだけの粉塵が出ても粉塵の一粒たりとも床におちてないだろー。金がねーからいろいろ考えるんだ空気清浄機じゃフィルターに埃がたまって詰まってしまうからいちいち掃除しなければならないだろ。換気扇を使って粉塵を水のシャワーの中に通すんだ。そうすると粉じんはシャワーで水の中に落ちるそしてきれいな空気だけが外に出ていく仕掛けだ。暖房してても冷房してても温度変化は一切ないだろ。それにフィルターを使わないから詰まって気流の妨げにならないだろ。これだけの設備で1万円でおつりがくるよ。実際には家にあったものばかりだから、金はかかってないよ。水に溶け込んだ粉じんは木くずだからろ過して乾かして普通ゴミで回収してもらえる。但し事業用の回収袋だけどな。へーーー。頭は生きてるうちにつかうもんだなーーー。頭じゃなくて知恵じゃ。知識と知恵は違う。知識は学業などによって得られたもので、知恵は日常の経験などによって得られたものだと思う。知識だけでもダメ、知恵だけでもダメ。両方が互いに混ざり合って精密なものが出来ていくんだ。知恵と知識これが混ざり合って文明は進んで行くんだ。浮三のチラシ塗りも失敗から生まれたんだ。

いまでは欠かすことのできないタッチパネル。これがどおいう経緯でできたのか調べてみるとおもしろいぞーーー。自分で調べろ。あーーーめんどくせーーーって帰っていった。暫くして電話があった。師匠。なにパネルだっけ。タッチパネルだよ。調べ始めたな。
お馴染みさんも口々に言う言葉は海水温が高いだ。去年の今頃は木更津方面では海苔の収穫が始まっていた。今年は千葉方面には出向いてないので確認できない。今週伊東に行って来た時は水温を計っていないが海水を汲むと温かいので千葉方面もそれほど変わらないだろう。お馴染みさん達がメジナ釣りに行っても釣れてくるのは青物だけらしい。いずれにしろメジナなどの磯ウキは作っておかなければならないのだが。今日はお馴染みさん達誰も来ない。釣りに行くのであれば連絡は来るはずなのだが諦めて行かないのだろうか。今期の冬は寒くなりそうな長期予報だが一向に寒くなる気配はない。来週の中ごろには寒くなるようなことを言っているが確実ではない。40年前はちゃんと計算できたんだが最近の海況を読むことは難しい。当時は圧倒的に釣り人の数が多かった。釣具店も予想で品物をかってくれた。最近では釣り人の数も激減している。従って買取よりも委託販売が多い。この為俺はマンションの清掃の仕事を午前中だけするようになった。収入は少ないが確実に10万円前後が入って来るので生活費として計算できる。コロナの時など売上ゼロが1年間続いた。持続化給付金申請して頂いて何とか切り抜けたがこれからが心配だ。いまは東京都が無料で経営セミナーを開いてくれてるので5回参加してきた。その結果ウエブでの宣伝方法やポスターの作り方等色々教わった。これは自分にとって大きな力になった。一番弱かった営業がインターネットを使って全国に発信できるからだ。恐らくこれからだろうけど計算ができるようになるのはまだかかるようだ。希望が出てきたのは飛び込みで寄る店で言われるのは釣り具を作る職人がいなくなってしまったことだ。恐らく採算が取れなくなってしまったか、高齢のため仕事ができなくなってしまったのだろう。当時は作るもの全て買ってくれていたがそれも遠い昔のようだ。俺にとってはこれが幸いでいまでは釣具店からの注文が増えてくるようになった。このまま地道に仕事をしていれば何とかなるだろう。やはりお馴染みさん達やウエブの仲間とのやり取りは気を若くしてくれる。ウエブに就いて行くのは大変だけど俺たち年寄りだけでなく若い人だって大変な事だと思う。でもやりがいは多いほうがいい。